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手沢左岸尾根から加入道山、雷木沢右岸尾根下降でシビレル


▲ 「笠富士」はお天気が悪くなる前ぶれとか。富士山に向かって走るような雲がカッコイイな!(前大室への稜線上から)



二週連続での大室山南面行になった。

M-Kさんのお言葉では「泣く子も黙る大室山南面」とあるけど、
先週の下りで、そそられながらも手も足も出さず通り過ぎた手沢左岸尾根をほうってはおけない。
だけど下り口がよく分からないので、まずは登りで行こう。

では、下りは?
大室山に行ったのだから、加入道も行かなくちゃ片手落ちだよね~
と訳の分からん理屈つけて、水晶沢ノ頭から出ている雷木沢右岸尾根にした。
ここはイガイガさんの記事を拝見して以来 気になっていて、一度歩きたかった所なのだ。

でも短いけど未知尾根の下降。
しかもタイムリミットが17:05分発バスまでの8時間だから
もし時間的に余裕がなかったら白石峠から下りようと決めた。

ということで、先週より気持ちを引き締めて、
私にはけっこうキツイ欲張りコースにチャレンジした。




手沢左岸尾根




2011年3月6日 晴れ
メ ン バー: はっぴー単独
コ ー ス : 西丹沢自然教室―用木沢出合―手沢左岸尾根―P1350m付近登山道―大室山西ノ肩
        ―加入道山―白石峠―水晶沢ノ頭―雷木沢右岸尾根―用木沢出合―西丹沢自然教室
                                 (行動時間:およそ8時間)

        ※ コースは上図軌跡参照:一部ロガーが正しく作動していなかった部分を修正した。
          歩く場合、地形図が読めコンパスが使えることが最低条件。6mm10mロープを使用。



先週と同じ時間に新松田駅に着くが、
西丹沢行きのバス待ちの列はパラパラでその後もあまり増えない。
もしかして山が混むのは、日曜日より土曜日なのかもしれないな~
なんて思いながら、これなら谷峨駅から乗っても座れそうだと御殿場線に向かう。

駅のホームから見える景色を撮りながら歩いて行くと、ややや、ベンチにshiroさんが!?
睡眠不足の頭がパニクッタ!!何でここにいるの?何で車じゃないの?
というナゾが解け、焼津まで楽しいおしゃべりでアッという間。

バス停先には見慣れたM-K車が。そしてM-Kさん、AYさん、kazさんのお顔が見えた。
一緒に下りたくなるのをジッと我慢の子で、一人寂しく西丹沢自然教室に向かったのだった。



▼ 御殿場線松田駅ホームから西に富士山、北に松田山の河津桜が見えた。





今日は車も少ないし、人もまばら。
登山届を書いてKさんに渡すと「また、面白そうなところに行きますね、いいなぁ~」
と羨ましそうにおっしゃる。毎週、お世話になります(笑)

ここのところクマ情報はないとのことだけど、何があるか分からないのが山遊び。
まして単独でVルートだから、今日も山神さまに しっかり安全祈願をして歩きだす。
用木沢出合まで行くと、こちらは駐車が7台あり、先週より多かった。

長靴に履き替えたり準備をしていると、単独の感じの良い若者が下りてきた。
まだ、9時チョット過ぎなので犬越路避難小屋に泊まったのかと思って聞いたら、
夜明け前から登り始め、大室山まで行かれたとのことだった。
今日は登山道でも誰にも会わなかったので、唯一、会話を交わした方だった。


▼ ゲートの手前右手から奥に向かって登り始めた。



▼ さほど苦労なく尾根に乗った。スッキリした美尾根だ。



▼ この尾根も大木が多くて魅力的。やはりモミが多かった。



▼ この根のたくましさ、すごい!



▼ うわぁー、いい感じだな~



▼ モミの根元には種がいっぱい落ちていた。



地形図ではのどかだけど、P812mの先からだんだん怪しい雰囲気になってきた。
すぐその先のP810mの下りは、白ザレと木の根混じりの急下降だが、
なかなか鞍部に着かない。


▼ 木の根むき出しの急下降を振り返る。



周りもスゴイ状態になってきたので、さすがにヘンだと落ち着いて見回すと、
右手に廊下状の細尾根が見えた。あっちじゃ~ん!!

尾根通しに夢中で下っているうちに、右へ90度曲がる所を通り過ぎ、
まっすぐ行ってしまったのだった。
登り返して行くと、向かって左手にうすく巻き道がついていた。
ここは下る場合なら問題なく行かれそうだけど、登りでは間違いやすい所だと思う。
登りだからと油断していたけど、こういうこともあるんだ~気をつけなくちゃ。


▼ この先は鞍部じゃなくて沢が入っているのだった。



▼ 正しいルートの鞍部から、途中まで下った尾根を見る。おお、なかなかだ~



▼ これが正しいルートの鞍部。さぁ、張り切って行こう。



▼ 引っ掻いたような傷跡がいっぱい。シカかな。



▼ 850mで、南東に延びる尾根が右から合流、広い尾根は北に向きを変える。



▼ 以後“良い子の美尾根”のまま登山道まで続く。



私の前の方で、ずっと何かの気配と音がしていた。
何だろう?と思いながら歩いていると、噛み切られたモミの小枝が
たくさん落ちていた。

実は「清川村の自然観察日記」のファンで、いつも楽しみに拝見している。
少し前にムササビの食痕の写真が掲載されていたので、
これも小動物の仕業かな~と一応 写真を撮った。


▼ これは、もしかして・・・周りにたくさん落ちていた。



▼ 小枝も数本 噛み切られていた。



▼ やっぱりブナはいいなぁ。



▼ 1050m辺りから、葉のない棒だけになったササが現れ登山道まで続く。



▼ 最後の急登を登って正面 奥の登山道に。柵の内外の違いには もう慣れっこ。



▼ ここからまだ200mも登るのだ~そして、その先も長い。



▼ やっと大室山の西の肩に出た。今日は誰もいなかった。



▼ 松田駅では雲のなかった富士山がいつの間にか“笠富士”に。



▼ 前大室の少し手前のプロムナード。加入道山までの稜線漫歩がとても気持ち良かった。



▼ 久しぶりの加入道避難小屋だったけど、先を急がなければ!と素通り。



さて、白石峠で2時50分、登山道を下れば楽勝だけど、
ちょっと迷って予定通り水晶沢ノ頭に向かう。
最後はいつもバスの時間を考えなくちゃいけないのがキツイ。


▼ これは背負い子?誰が何のために こんなところへ?と思いつつパチリ。



▼ ルンルンで歩いて行くと、
  水晶沢ノ頭の少し手前にシカの死骸があったので驚いた。合掌して撮影。



▼ 水晶沢ノ頭は二度目だけど、単なる通過地点だったから印象に残っていない。



地図を見ながら下る尾根を探すと、さほど苦労なく尾根に乗った。
ここは shiroさんも下りたいそうだ。
楽しみを奪ってはいけないので、詳しく書くのは止めよう。


▼ こんなふうに掘るのはイノシシかな~と思った。クマさんも怖いけどイノさんも怖い。



▼ ササが どこもこんな状態で切ない。



▼ 正面の尾根を右から下って回り込んで撮った。新緑のころは綺麗かな。



▼ 途中から綺麗に手入れされた植林になった(振り返って撮影)。



しっかりした尾根を下ってきたのに途中で尾根がなくなった。
自分では予定通りのルートを下っているつもりだったのだけど、
さすがに周りの様子が地形図と違う。
私はどこに迷い込んだのだろう。ロガーの軌跡が楽しみだ。

急下降だけど何とかトラバースしながら下りられそうだ。
慎重に高度を下げて、最後はロープを2回使って沢に下り立った。

最後で思ったより時間がかかったので、とりあえず下流に向かって歩く。
長靴だから、沢でも躊躇なく徒渉できるのが良かった。


▼ 右側から真中の窪みに下りてきた。



途中で記憶にあるモロクボ沢の景色になった。
予定より上流に下りたようなので、とにかく急ぐ。


▼ わぁーい!やっと やまびこ橋が見えたー。もうひと頑張りだ。



今回も無事に17:05発のバスに乗れたけれど疲労困憊、
新松田までバスの中でゆったりくつろいだ。乗客は私の他に男性が一人だけだった。

帰宅後、軌跡を見るとご覧の通り、予定の尾根の南面、等高線が密な所を下っていた。
なぜ、ここに入り込んでしまったのか、思い当たることがあるので、
機会があったらリベンジしたいと思う。
でも、どうせなら今度は左岸尾根にしようかな~(ふふっ 懲りていない)

今回歩いた二つの尾根を比べると、手沢左岸尾根が良かった。
ここも下り口が分かったので、もし機会があったら今度は下ってみたいなと思う。
でも、やっぱり大室山は遠くて大きいなぁ。











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Comments: 6

AY URL 2011-03-11 Fri 07:10:55

はっぴーさん
お疲れさまでした。
手沢左岸尾根〇、雷木沢左岸は右と左の違いで×、コース予想半分当たりでした。
手沢左岸は、登り('08.05.06、単独)、降り('09.05.10、MNさん、まーちゃん)とも新緑時で若葉がとても気持ちよかったです。
途中の食痕、何だったんでしょう?ドキッ!としませんでしたか。
時間の無い中での未知尾根下降、ご無事でなによりでした。

yamajinn URL 2011-03-11 Fri 07:24:23

大室山南面、いいですね。

冬枯れの時期は趣(?)があって、好きですが、
ウキウキするような気持ちになる新緑の頃に
この二つの尾根を登ってみようかと思います。

未知の下り尾根、不安になります。
私は、一度登ってから、下る事が多いです。
それでも、間違えます。

はっぴー URL 2011-03-11 Fri 10:43:23

AY さん

コース予想、さすがでした!!
ダテに「年間百数十回」もあちこち放浪されていらっしゃいませんね~(笑)
'08.05.06、単独の記事、拝見しました。
やっぱり私の2倍のコースで改めてビックリでした。

今回、登りも下りも、私の前にどなたか道案内?がいる気配を感じました。
心臓の弱い私は、始終ドキッ!と胸がときめき続けました。
途中の食痕は今までなら見逃していたと思いますが、
「清川村の自然観察日記」のおかげで目が向きました。嬉しいです。

『時間の無い中での未知尾根下降』
実はこれが究極のストレス&スリルかもしれません。
おまけに今回、単独なのに『油断』が加わってシビレ度がUPしました。
今後の反省点、十分心して楽しみます。ありがとうございました。

はっぴー URL 2011-03-11 Fri 12:54:09

yamajinn さん

もう、ずっと前になりますが、大室山南面(たぶん手沢のどちらかの尾根かもしれません)
を下った方の記事を拝見しましたが、とても大変だったとありました。

その頃は、自分にはそんな所は歩けないだろうと思っていましたが、
最近、“悪童?”のお手本や教科書がいっぱいあるので(笑)、この山域にお邪魔してみました。
まだ手つかずの感じで二つとも良い尾根でした♪
ただ、どのルートも急登混じりの950mの登り、2週めは少し足がキツカッタです。

私も同じ所のピストンでも、登りと下りでは違う所のように感じることが多々あります。
尾根下降は『未知』に関係なく、難しく楽しいです。
手沢左岸は一度登りに使ってからと慎重な対応をしましたが、
雷木沢右岸は少し甘くみてしまいました。“慢心”“油断”どちらも大敵ですね。

M-K URL 2011-03-22 Tue 01:15:24

“泣く子も黙る大室山南面”、良い子の頃、誰しも用木沢出合~犬越路~大室山~白石峠・・と正しき道を歩んでいくのです。 当然です、それが当り前なのです。 犬越路からヒイヒイ登って1221m。下る鞍部への鎖辺りから見る南面。 上がって1350m辺り(手沢右岸の付け根)からみる手沢左岸の尾根方向・・。 壁のようです!。 良い子が南面を眺めながら歩きます・・。 すごいね~、凄い傾斜の斜面だね~!。 泣いていた子もしゃぶっていた指をシュポッと抜き、あきれ返って眺めるのです。  フフッ、やりましたね、“違うじゃ~ん、あっちだ~”(M-K同類項) 下山路の場面。当記録NO66(http://www.geocities.jp/mk20030130/suisyouzawanoatama.htm)をご覧下さい。 ダニ軍の猛攻にひるまず登っていったのを思い出します。 最後の方・・。 “あ~れ~・・!”といいながらイガッてしまわれたのですね。 うふふ・・。

はっぴー URL 2011-03-22 Tue 16:57:50

M-K さん

“違うじゃ~ん、あっちだ~”の記事は拝見していましたが、あそこだとは!
No.66は見逃していましたが、
もしかして、これって、生意気にも大滝上の落ち口の写真を送った頃でしょうか?
大滝を見に行って、落ち口がどうしても見たくなって登ったのでした。
「あの頃は、イキが良かったなぁー!」と懐かしく思い出しています。

この写真、少し前に「いろいろ保存箱」に入っているのを発見、赤面しました。
赤沢の話なんかもしていたんですね。でも、思えばまだ“幻のお付き合い”でしたね~(笑)

つい懐かしくて話がそれました。
最後の下り、雷木沢右岸はM-Kさんが登られたのは、少し奥だったんですね。
新緑のころ、ダニと相談でリベンジできたらいいなと思っています。

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