Home > 2010年~2011年 冬の丹沢 > シモバシラを探しに

シモバシラを探しに


▲ シモバシラは やっぱり雪の中に隠れていた・・・そっと雪かきしてご対面~



「霜柱」ではなく「シモバシラ」を知ったのは、『高尾山 花と木の図鑑』という本からだった。
シソ科の植物で、秋にちょっとテンニンソウに似た地味な花が咲く。
それが冬になると氷の華を咲かせるのだ。

前述の本によれば『この氷の花は、地中から吸い上げられた水が、
シモバシラの枯れた茎からふき出し、それが夜間の寒さで凍ってできる』のだとのこと。

理屈が分かっても、これが何とも不思議で感動ものなのだ。
高尾山には2回見に行った。そして写したのが下の写真。不思議でしょ!?

そのシモバシラが丹沢でも見られると聞いたのが3年前。
その年の秋、シモバシラの生えている場所を確認して、冬行ってみたけれど見ることはできなかった。
すべてに出来る訳ではなく、出来る条件があるようだ。

「花立小僧さん」は今年1月22日に行かれ撮影に成功された。
その後、24日未明に?雪が降ってしまったので「たぶん埋もれているだろうな~」と思いながら、
ダメモトで探しに行ってみることにした。



▼ 高尾山のシモバシラ / まるでチョウが羽根を広げたように美しい形(2010年1月撮影)



▼ これはクネクネ スネーク 不思議だ~




丹沢のシモバシラ探索行



2011年1月27日 晴れ のち 曇り
メ ン バー: はっぴー 単独
コ ー ス : 半原―宮ヶ瀬ダム―高取山・仏果山登山口――高取山―高取山西尾根P543
        ―向山トンネル北側入口―仏果山登山口バス停
        (行動時間:およそ6時間)

※ コースは上図軌跡参照
         V.ルートが含まれているので、歩く場合は地形図が読め、コンパスが使えることが最低条件
         道路に下りる際10mロープ使用


 
▼ 半原バス停から日向橋を渡り、中津川沿いに歩く。向こうに見えるのは愛川大橋



▼ しばらく行くと、あいかわ公園への道が右上に分かれる。左側の道に進む



▼ 上の写真の所に観光案内図があった



▼ さらに進むと、石小屋ダムがある。上に架かっているのが石小屋橋



▼ 石小屋橋のそばの枯れ草にジョウビタキのメスがいた



派手なオスより地味な色合いのメスが好きだ。
必死で写真を撮っていたら、後ろの湖面でバシャバシャバシャと大きな音がする。
何の音かなと振り返ってみたら、カワウが水中に首を突っ込んで漁をしていた。
面白かった~!


▼ 新石小屋橋から宮ヶ瀬ダム。橋の左側に「大沢の滝」がある



宮ヶ瀬に来ても、いつも湖畔園地の方に行くのでダムを見るのは二回目。
最初の時は この大きさにビックリした。
この写真は遠目だが、近づくと迫力UPで圧倒される。

ここからダムの上に上がるには、インクライン(有料)かエレベーター(無料)を使う。


▼ エレベーター内にはポスターがいろいろ



観光放流は12月~3月まで中止とある上部に、臨時観光放流の案内が貼ってあった。
一度は見てみたい気がする。人の姿はなく貸し切り。


▼ エレベーターで上がって見た正面の景色。左手前が本間ノ頭で右奥が蛭ヶ岳



▼ ここが登山口



展望を楽しみながら、水とエネルギー館の前を通り林道を少し行くと
すぐに高取山・仏果山への登山道入り口だ。
右側ばかり見ていたので、あやうく通り過ぎてしまうところだった。
ここで手にぶら下げてきた長靴に履き替えた。

急な階段を130mほど登り尾根に乗った所にベンチと椅子がある。
天気が良いので奥多摩方面の山も見える。この辺で少し雪が出てきた。
高取山まで1.7キロ、シモバシラを探しながら のんびり行くつもり。


▼ 尾根にはモミが多かった。これは立派なモミ



▼ そして葉を落としたコナラたち。気持ちの良い日溜まりハイキングは冬ならでは



▼ もうひと登りでベンチ。初めてここを歩いた時は下りだったが、この展望に感動した~



▼ これは第何号かな?探してみたけどプレートが分からなかった



▼ 歩いてきた所を振り返って見ると・・・東側(雪あり)と西側(雪なし)



▼ ここが下ろうと考えていた尾根の入口なんだけど・・・ウ~ンこの看板は想定外



とりあえず高取山山頂へ行って考えることにする(といっても自己責任で多分ここを・・・)


▼ すっかり忘れていたけど山頂には展望台があった(右側)



▼ 目の前には右から富士居山、向山、大峰が。低山だけど存在感がある



展望台に登らなくてもけっこうな眺めでスカッとする。
誰もいないと思ってはしゃぎかけたら、おっとっと ベンチにザック発見、
展望台に男性が一人いらっしゃった。

さてと・・・
事前に下山路を考えた時、高取山から西に延びる尾根を歩いてみたいと思った。
ただ不安が一つ、最後で無事に車道に下りられるかどうかだ。

乏しい経験によると、橋やトンネルの出入り口際は多少怖い思いをする場合もあるけれど、
得てして下りられるようになっているのだった。
ということで向山トンネルの出入り口に向かって下りてみることにした。
ダメなら仕方ない、登り返しだね!(と今はまだ余裕あり)

さっきの入口からトラバース気味に進み、山頂のやや南の西に延びる尾根に乗る所で
左手にくいこんだ部分の湖が見えた。仕事用のピンクテープもかたまって付いている。


▼ 少し進んだ所に植生保護柵、近辺にピンクテープが多数



▼ 高取山の展望台が樹間ごしに まだ見える(ズームで撮影)



モミの木が目立つ美尾根をルンルンで下るというより歩いて行く。
尾根は多少細くなったり太くなったりするが、自然林で気持ちの良い尾根だ。
たま~に仕事のピンクテープが付いている。


▼ 150m下ったP543付近で、手入れされた植林になった。切ったばかりのようだった



しかし、植林はこの限られた一部の所だけで、また自然林になった。
再び保護柵が出てくる。仕事用のピンクテープと
登山者が付けたらしい黄色ビニールテープも付いている。

この先、尾根の分岐二ヵ所をいずれも左に進むと、トンネルの手前370mあたりから急になり、
踏み跡らしいのが左右どちらにも向かっている。
多分、トンネルの両方の出入り口に下りて行くトレースだろう。


▼ 道路が見えたけど末端が見えないので、下りられるか一抹の不安が・・・



どちらにしようか迷ったが、宮ヶ瀬寄りに下りることにして先に進むと、行き過ぎてしまった。
このまま行くと道路を越えて湖に出てしまうので右にトラバースで戻ったが、この先急下降だ。
ザレていて木はまばらにしかないので、10mロープを木に回して下る。


▼ ロープを5回かけなおしてザレの急下降を慎重に下る



下る先の方に緑の水が見えた。おおコワッ!!思わず身体が固まる。
ズルズルドッボ~ンは避けなくっちゃ。何しろ私は泳げない!!!

こんなことなら去年の「玄倉・泳ぎ特訓プログラム」に、
もっとまじめに取り組んでおけば良かったかな~と、少しばかり後悔した(笑)


▼ 古いロープが3、4ヶ所あったが切れていたり、外れた場所にあったりで使えない~



▼ そこの道路に上がれるか?合格発表を見るような心境。ここで登り返すのはつらいわ~



手前のジャケツイバラの群生に行く手を阻まれ、格闘・・・負けた!
このトゲには勝てない(泣)すごすごと上に登り返して左に回り込む。
こんな所でオバサンが一人 もがいているなんて誰も知らない(笑)


▼ おお、スキマがあったぁー!私でも通れそうだー!!



▼ 下りて来た斜面を道路から見たところ



今、3時30分。バスは毎時50分に宮ヶ瀬を発車するが、
ここからバス停までかかる時間が分からないので、トンネルを走り抜けて橋を渡る。
バス停はもっと遠いかと思っていたら、意外に近くて10分で着いた(必死に走ったから(笑))


▼ 仏果山登山口バス停が見えたのでホッ~



シモバシラ探索は満足できる結果が出せず残念!ぜひまた来年リベンジしたい。
未知尾根下降がワクワクドキドキで面白かった。トンネルの反対側にルートを取ったら
どうだったんだろうか、ちょっと知りたいな。

帰宅後、ロガーの軌跡を見たら、地形図の向山トンネルの長さが
実際より長く描かれているようだと気がついた。
宮ヶ瀬寄り約1/4のトンネル部分は実際は道路だと思う。

それから、1月20日の「氷結ひとり旅」は偶然だったのだけど、
その後、相棒のSさんが暫くの間、事情により一緒に歩けなくなった。
(コンビ解消した訳ではないのでご心配ご無用~♪)
ということで、当分 半分は一人遊びになってしまうのが寂しい・・・










スポンサーサイト

Comments: 10

AY URL 2011-02-03 Thu 07:14:05

ハッピーさん
バス停までの必死の走りお疲れ様でした。
あの辺りのバス乗降は、自由乗降区間ですのでどこでも手を上げれば拾っていただけますよ。(確か、上飯山~宮ヶ瀬間)
シモバシラ発見しましたら内緒で教えてください。

はっぴー URL 2011-02-03 Thu 17:31:11

AY さん
ありがとうございます。やっぱり自由乗降区間でしたか。
そうかな~と思ったのですが、もし違っていたら置いてきぼりなので
ロープ持ったまま長靴でドタドタと・・・(笑)

シモバシラ、ホントは20日に円山木沢F2と、どっちにしようか迷ったんです。
結果的に選択をミスりましたが、来年の楽しみにとっておきます。
もし発見したら内緒でお教えしますね~

八兵衛(No.3) URL 2011-02-03 Thu 19:26:54

>相棒のSさんが暫くの間、事情により一緒に歩けなくなった

おっと、そいつはいけねえ!
さすがのお銀さんだって、一人旅は不自由ですぜ。
何たってご隠居、格さん助さんと一緒のほうが安心に違えねえや。

よ~かん URL 2011-02-03 Thu 22:10:41

もう一つの氷の芸術って、シモバシラだったんですね~
意表を突かれました。しかも行けばほぼ確実に見られる高尾山のではないとは、
なんと渋いことか。そして、雪の中にシモバシラ(笑) でもとても美しいですね♪
そして後半の冒険も楽しかったです。そういえば私はまだ宮ヶ瀬ダムを見たこと
がないです。

今日は地獄棚の氷結を見に行ってきました。今まで一度も凍っているヤツを見た
ことがないなって思って。ここんとこ気温が緩んできたせいなのか、上段は氷が
溶けて普通に落ちてましたが、あの滝、幅が広いから、迫力ありますね♪

はっぴー URL 2011-02-04 Fri 00:18:05

八兵衛(No.3)さん

女の一人旅は、不自由よりも心細いわ。林道歩きだって冒険なのよ~
な~んて、最近、昔じゃ考えられないほど、気弱で臆病で腰ぬけになっちゃったわ。
トシのせいかしら(笑)

心配していただき、ありがとうございます m(_ _)m
日程が合う時は、なるべくお供させていただくようにお願いいたします。
八兵衛さんも、たまにはお顔を見せてくださいね。

はっぴー URL 2011-02-04 Fri 00:32:35

よ~かん さん

やはり“丹沢のシモバシラ”ということに価値がある気がします。
来年、いえ今年12月に探しに行きます。雪が積もる前に行って大きなの見つけますよ。
写真、楽しみにしていてください。

宮ヶ瀬ダムは一見の価値はあると思います。

そうですね、地獄棚の氷結も迫力があってカッコイイですね。
友人は31日にモロクボ大滝を見に行ったそうですが、完全氷結はしていなかったそうです。
私はまだ氷結の時は行ったことがありません。

相棒 S URL 2011-02-04 Fri 17:21:29

ハッピーちゃんへ

ハラハラ!ドキドキ!でも楽しそう!

転んでギクってやってしまい、松葉杖のお世話に・・
暫く山は眺めるだけになってしまいました。
我が家からは360度のパノラマ
あれが仏果山で、大山で、富士山で、矢倉岳で、金時山で、・・・あアア呼んでるのに・・
回復したらまたよろしくね。メゲズに頑張ろう!

はっぴー URL 2011-02-04 Fri 18:19:05

相棒 Sさん

新年早々、こういう展開になるとは思いもしないことでした。
私も数年前に経験しましたが、懲りずに遊んでいます。
早く山に行きたいという想いが一番の回復剤かも。
でも、あせらないでジックリ治すことも大事。
復帰をお待ちしていますのでよろしくね。

今年から“ハッピー”改め、“はっぴー”でまいります (^-^)

M-K URL 2011-02-05 Sat 12:55:10

ふっふっふっ・・。

ジャケツイバラの威力を思い知ったか! 
シチミさんの青竜刀、M-Kの鋸で対抗するのです。

黍殻山南面、大平近辺でシモバシラに遭遇し
感動したのを思い出します。

いつの間にか八兵衛(NO3)さんが名義変更して登場ですか!
吹き出してしまいます。ハッハッハッ~!

はっぴー URL 2011-02-05 Sat 18:30:21

M-K さん

ジャケツイバラの威力はスゴイですね!
でも、か弱い(ウソですけど)おばさんは対抗せずに尻尾を巻きます(笑)

偶然出会った氷の華はさらに感動が大きいでしょうね・・・大平の方ですか
ああ、早戸川林道のあの苦行?がよみがえって参ります~ふふ

八兵衛(No.3) さんはシチミ家の掲示板にもご登場ですね。
まさか、名をかたった偽物とは(笑)思いませんでしたが、
暫く影をひそめていらっしゃったのでお茶目ぶりが嬉しいです。

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://hapimero.blog133.fc2.com/tb.php/70-b7769afd
Listed below are links to weblogs that reference
シモバシラを探しに from 新たに一歩

Home > 2010年~2011年 冬の丹沢 > シモバシラを探しに

タグクラウド
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

Return to page top