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ミズヒ大滝から 冬のマルガヤ尾根を行く


▲ 久しぶりに滝を見た この位置では見えなかったが尾根に乗ると虹がかかっていた



ミズヒ沢と本沢の界尾根をマルガヤ尾根ということを知ったのは、
M-KさんのH.Pだったから、そんなに昔のことではない。

とても魅力的な尾根だな、歩いてみたいな~と思ったけれど、なかなか行く機会がなかった。
最近、Sさんも興味があると知って、それでは二人の初歩きはここにしようかということになった。

既に、いろいろな方が歩かれているルート、目新しいことはないかと思っていたけど、
自分が歩くと、人とはまた違った興味や関心目線での宝探しとなる。
さらに、その時だからこそ出会える偶然のラッキーもある。

冬なのに? 冬だから!の出会いは楽しい。




ミズヒ大滝&マルガヤ尾根



2011年1月13日 晴れ のち 雪
メ ン バー: Sさん、はっぴー
コ ー ス : 寄橋―後沢―栗ノ木洞北西尾根―後沢乗越―ミズヒ沢出合―ミズヒ大滝
        ―公山―P928―鍋割山稜登山道―鍋割山―後沢乗越―後沢―寄橋
        (行動時間:およそ7時間30分)

        ※ コースは上図参照 歩く場合は地形図が読めコンパスが使えることが最低条件




▲ 新しい看板が「こっちだよ~!」と誘ってくる(笑)

寄大橋に駐車してゲートを抜け、後沢に入って進む。
昨年の秋、10月23日にイイハシの大滝見物の時は下山路に使ったが、
今日は後沢乗越までの登りだ。

ところが進んで行くと、途中の550m地点の枝沢が右から入ってくる所に、
以前は見なかった新しい「作業経路」の看板がたっていた。
そして「こっちだよ~!」と、二人の好奇心をくすぐってくるのだ。

誘惑に弱い素直な二人は、抵抗せずに急きょ、こっちを行くことにした。
看板の後ろの尾根に右側から登って行く。



▲ 何ヶ所か、しっかりしたロープが設置されていた

作業経路は沢に挟まれた尾根を左に回り込みながら、
560m辺りで再び沢に向かって下りて行く。

しかし、私たちはせっかく登ったのに下りたくないので、
地図で この尾根がP730を通って
栗ノ木洞から西に延びる尾根の途中に出ることを確認し、
さらに登り続けることにした。

「やっぱり、いつものパターンだね~」と言いながら、
四つん這いで急登を楽しむ。


 
▲ 今日も快晴! 鍋割尾根、雨山、檜岳がクッキリ



▲ 絡み合う灌木をぬいながらの登り

きつい登りが一段落し、730P付近では楽になるが、
なが~い平らな舌に乗る手前で再び ひと汗かかされる。



▲ 左が鍋割尾根と鍋割山、ミズヒ沢を挟んで 右がマルガヤ尾根

高度が上がってくると、これから登るマルガヤ尾根がハッキリ見えた。
でも、まだまだ道は遠いなぁ。一度下ってあそこまで登るのだ。



▲ 栗ノ木洞からの登山道に、右側から出てきて合流した(振り返って撮影)

手入れのされていないヒノキの植林内をひと登りして登山道に合流したら
「表丹沢県民の森」から登ってきたという単独の男性と会った。
こっちに道があるのかと聞かれた。



▲ 休憩する鍋割山荘のボッカの方

やはり後沢乗越では人が交差する。何人かと出会った。
時間が気になるので、ここは休憩なしで下る。

以前は登り下りした道だけど、最近は歩いていないので何だか新鮮。
あっという間に
「東京神奈川森林管理署」の赤い「山火事用心」の旗?に着いた。



▲ ミズヒ沢左岸のハッキリした道を歩くこと10分でミズヒ大滝が見えた

きれいな滝だった。
こんなに良い道がついていて、気軽に来れるとは思っていなかったな。
岩を一段上にあがって撮ったのがトップの写真。



▲ またも急登だ

滝の見学後は、左岸すぐ手前の小尾根に取り付く。
ここは岩混じりの細尾根だが、木があるので怖いと思わなければ
さほど苦労しないで登れる。

途中、木の間ごしに滝が見え、下の方に虹がかかっていたので、
Sさんと感動したが、写真には写っていなかったのが残念~!



▲ この石柱は何だろう?

あとは右にトラバース気味に登って「ハ△山」?と書かれた石柱のある
隠れ小ピークへ。
やれやれ~、ほっとひと息ついて二人で記念撮影した。



▲ なんと出発して3分後、もう一つの石柱があった

こちらはハッキリ「ハ△山」?に見える。
二つめの石柱があったのは下の写真の美尾根。
この二つ以外は見かけなかった。



▲ P928へ―ここはルンルン歩きだけど そのあとは急登だ 



▲ 広くて開放的なP928 倒木がちょうど良いベンチ代わり



▲ アセビはどこでも元気だな~この程度なら快適な尾根歩きで楽しい



▲ 岩混じりの尾根になると黄色のビニールテープがベタベタ

たぶん下りのためのテープだと思うが、数本おきについていた。
確かに地図を見ると1000~1100mの間は左右に小尾根が派生していて
下りは難しいのかなと思うけど、こんなに付けたら
RFを楽しみたい人には興ざめでは・・・?そんなことを思いながら登った。



▲ ばんざーい! やっと草原に着いたー!!

ここも春はお昼寝候補地だ(ハハ、もしかしてそれを探して歩いてる?)。

気が付けば1時を過ぎていたので昼食タイム。



▲ わずかな雪が山の存在感を増幅し“哲学者の顔”に変える



▲ 鉛色の空を背にスックと立つブナ林も 潔くて美しい・・・好きだ



▲ こういう色合いが落ち着くのはトシのせいかな~(笑)



▲ ひとピーク越えて鍋割山荘に到着

ここで2時。
鍋割山稜の登山道に出る少し前から雲行きが怪しくなっていたが、
やっぱり雪になった。

下山路は後沢乗越手前の右岸尾根の予定だったけど、
相談して今日は入口だけ確認して(しっかり確認したのでロガーの軌跡にも出ている)、
乗越から後沢を下ることにした。

鍋割山荘でも休まずに素通り。雪がけっこう振っている。
50分で乗越に着くと、男性が二人栗ノ木洞の方向から登ってきた。

おとといから猟犬が2頭 迷子になっているので探しているそうだ。
見なかったかと聞かれたけど、私たちは会わなかった。

犬笛?を吹きながら、私たちの後ろから一緒に下りてきた。
残念ながら、ここでも見つからなかった。

猟犬は大人しいそうだ。「誰かが連れて行ったかもしれないな~」
と言いながら、明日も探すとのことだった。
山で迷子は犬だって可哀そう、見つかるといいな。

その猟師さんのうちの一人が、一ノ萱、二ノ萱、三ノ萱というのを教えてくれたけれど、
よく聞き取れなかったので帰って調べてみた。

ヤマケイオンラインによると、
【鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。
鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から
鍋割という名がつけられたと考えられている。

この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、
昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。】
と出ていたけど、今まで知らなかったわ。



▲ さっきの作業経路はこことつながるのだった 下りの場合はここから入るのだ



▲ 唯一 楽しい所だ

Sさんは作業経路は、上の写真の危険?区間を回避するために
作られたのではないかと言う。
それはあり得る話だと思うけど、あの作業経路もロープはあったけど、
なかなかの登りだったよ~



▲ 寄大橋のジュウガツザクラが見えるうちに戻った めでたしめでたし

乗越からちょうど1時間で駐車地に戻り、今日は桜のほんのりピンクが写せた。





♪♪ 今日 見つけたもの


▲ 低木に挟まる感じで作ってあった たぶん鳥の巣だと思う



▲ タチツボスミレ 丹沢では今年初見



▲ ウスタビガの繭

蛾の繭で「ヤマカマス」とも呼ばれているそう。緑色がとても美しい。



▲ キノコ としか分からない~



▲ イワヒバリ

餌をあさっているようで音がしても逃げる様子がなかった。
最初、クロジかと思って鳥に詳しい友人に確認したら
「イワヒバリ」との答えにビックリ!
駒・仙で見ていたのに、丹沢にいるとは想定外だったので分からなかった。
初めて撮れた鳥の写真、嬉しいな~



▲ ツルウメモドキ たぶん

落ちている上を見上げたらツルではなく木に付いているようだったので、
他のものかと思ったけど、帰って調べてもそれらしいのが見当たらない。
逆光で見上げたのでツルが見にくかったのかな?
どなたかご教示いただければ嬉しい。









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Comments: 16

相棒 S URL 2011-01-18 Tue 22:25:39

今年も急登尾根取付きはじまり、やっぱり好きだな~。
冬枯れも、丹沢の急変した天候もいい感じ。
今年も何回行けるかな
楽しみです。
また宜しくね。

ちしろ URL 2011-01-19 Wed 00:06:15

S さん

行きたい所はいっぱいあるので、
今年もよろしくお願いします。

そのうち、もう一度この辺に行きましょう。
コースは考えましたよ~


M-K URL 2011-01-19 Wed 01:44:24

フフッ!お疲れさまです~。
相変わらずヨ~ヤリマンナ~!(^^)v
「イケッ・・」で誘惑に直ぐ負けてしまう。(いい事です)(笑)
公山?の石柱ピーク、良いでしょう!(私もホレボレしたのです)
私は鳥の巣マニア?なのです。冬枯れの梢を見ながら
いつも車を走らせたり、歩いたりしています。
発見すればいつも「アッタ~ッ!」で一人喜ぶのです。
藪コギの最中に目の高さに(今回のように)発見することが
あります。それがたまらなくうれしいのです。

ちしろ URL 2011-01-19 Wed 09:46:11

M-K さん

10日の最初のコラボコースに参加したかったのですが・・・
でも、この日、Sさんと行かれて珍?発見がいっぱい、
山も人も「一期一会」ですね。

この巣は尾根の真中の低木にあって丸見えでしたが、
周りにテンニンソウみたいな枯れ草の茎がいっぱいあったので
夏は隠れるのかもしれません。
でも、この高さでは襲われたらひとたまりもないでしょうね。

鳥は前年の巣は枝から落としてしまうと読んだことがあるような・・・(記憶違いかな?)
山でいくつか拾ったことがあり、図書館で鳥の巣の本を借りてみたら
体の大きさ、住む環境で形状や素材や作る場所もさまざまで面白かったです。

私は鳥見が好きなんですが耳と目と記憶力、すべてダメなので
極めようという気はなく自然体で楽しんでいます。
冬は木の葉が落ちて見通しが良いので鳥見には良い季節です。



AY URL 2011-01-19 Wed 22:54:48

エッ!丹沢低山で「イワヒバリ」って、うらやましいですね~。
画像からも、逃げないことからも間違いないでしょうね。

後沢の登られた二股界尾根、ニカニカ系では初めて、ネットでも初めて、ということは世界初公開?

shiro URL 2011-01-19 Wed 22:56:37

マルガヤ尾根は、まだVルート歩きを始めたばっかりの頃に登りました。
ミズヒ大滝左岸の急斜面をボーっと眺めながら、「こんな所を登れるものなのだろうか?」と思案した事が懐かしく思います。
思えばあの時に「こんな急斜面、登れるわけない。」と諦めていれば、“良い子”のままでいられたのかもしれません。
イワヒバリっていうんですか? 小さな鳥なのに、見事に撮れてますね!
私、鳥の写真がなかなか撮れないんですよね・・・。
その前に、鳥がいても気が付かない。
下ばっか見て歩いているのかなァ・・・。

M-K URL 2011-01-20 Thu 02:08:46

かなり昔話ではありますが、檜洞丸の頂上でベンチに座ってランチタイムしておりました。
青ヶ岳山荘に向う形で座っていましたが、目の前5m位にグレーの色合いにハッキリと
点々模様・・、その時は分りませんでしたが調べたら「ホシガラス」でありました。
3羽位でロープの張られた外側のブナの実が沢山落ちているところで盛んに実を
ついばんでいたのです。 アルプスの高山帯を歩くとたいてい目にするイワヒバリと
ホシガラス、現在は目にすることは無いでしょうね。 イワヒバリ!驚きました。

もう一点、先日の早戸川林道パトロールの途中、三日月橋に近い辺り・・。ゆっくり走らせる
M-K車に向って、林道真ん中をヒョコヒョコ近づいてくる動物が・・?!色は白。顔はオコジョか
イタチ。小さな顔、スリムな身体。5m位に接近。慌ててカメラを用意しているうちに川へ
下りていってしまったのです。体長は25cmでした。 珍しいものを見てホクホクでした!

ミックスナッツ URL 2011-01-20 Thu 13:12:29

マルガヤ尾根の下降は岩混じりの所よりその上で本沢へ行きがちですね。
はい、何を隠そう、わたくし間違えました。。。

ロガーに後沢右岸経路がバッチリ出ていますね。鍋割山からの場合は一ノ萱のロープをこっそり越えて、
斜面を下れば植林から来る作業経路に乗れショートカットになりますよ。

ちしろ URL 2011-01-20 Thu 19:55:45

AY さん

私も「丹沢」でイワヒバリ!って、驚いたのですが
宮ヶ瀬、玄倉林道でも記録があるそうです。
冬のイワヒバリは、望遠レンズがいらないほど近くへ行っても平気のようです。

今回登った尾根、ニカニカ系で初めてでしたか!?
ふふっ、普通は敢えてこの尾根、登りませんよね~
ネット系ではいらっしゃるかも・・・たぶん丹沢の尾根はどんな所も
歩き尽くされていると思っています。

ちしろ URL 2011-01-20 Thu 20:04:31

shiro さん

初々しい時があったんですね~(^‐^)
今では、こんな急斜面じゃ物足りないのでは?
一旦、悪に染まると“転落”は早いですね。

鳥の写真は撮るのを諦めてしまったんです。
ほとんど動きが早くて、カメラが追いつきません。
ですから、このイワヒバリちゃんは特別なんですよ。
この鳥しか撮れません、たぶん(笑)

ちしろ URL 2011-01-20 Thu 20:37:27

M-K さん

そういえば、ホシガラスも丹沢で確認されたと鳥の師匠が申しておりました。
私は一昨年の夏に、仙丈で見ました。
ホシガラスもイワヒバリも意外に思えますが、
鳥は自由に飛べるんですよね~(うらやましー!)
丹沢に来てくれて嬉しいですね。

早戸川林道で見かけられた小動物、オコジョでしょうか?
実は今日、この早戸川林道を一人孤独に てくてくと歩いてきました。
目的としたものはバッチリ見られましたが、残念ながら
こんな羨ましい住民とは出会えませんでしたよ。
鳥は・・・
あっ、あとでUPしますので、しばしお待ちくださいませ。




ちしろ URL 2011-01-20 Thu 20:54:34

ミックスナッツさん

告白(笑)とアドバイスありがとうございます。
確かに地形図を下り目線で見なおすと、1130m辺りから、
本沢に向かう尾根の方がハッキリしていますね。

今度、ぜひ下ってみたいと思っていますが、
その時は下る尾根の1150mと1010mをコンパスでつないで
方向合わせをすると思います。
そして、その間は時々、正しい方向に向かっているか確認すれば
OKだと思います。

後沢右岸経路のアドバイスは今度こっそり、やってみます。



yamajinn URL 2011-01-20 Thu 22:12:22

12/27にウシロ沢を下ったのですが、その時にはすでに完成していました。
確か、12月の初めにチェンソーや鍬を持った工事業者がウシロ沢の作業道を登っていくところを見ました。

冬型が続く今年は丹沢は天候に恵まれ、最高ですね。
蛇足ですが、寄大橋の桜はジュウガツザクラというそうです。
花は10月から12月と春に咲くそうです。

いつも花の写真がきれいのには感心します。

ちしろ URL 2011-01-20 Thu 23:33:11

yamajinn さん

いろいろ教えていただき、ありがとうございます。
ウシロ沢は“苦しい時の・・・”で、短時間で下れるので利用価値が高いですね。

寄大橋の桜、ジュウガツザクラというんですか。
寒い時に咲くのはみんな寒桜かと思っていましたが(笑)
年に3回も花を咲かせるなんて大変ですね。
さっそく修正しました。ありがとうございました。

花の写真、shiro さんに比べると まだまだですが、
ほめていただき素直に嬉しいです m(_ _)m


tetu930 URL 2011-02-12 Sat 19:43:02

はじめまして。
鍋割山は鍋割沢からきているんですね~
知らなかったです。
鍋割沢は今シーズンぜひ行かなければと思っています^^

はっぴー URL 2011-02-12 Sat 20:15:48

tetu930さん

はじめまして♪ コメントありがとうございます。
いろいろご活躍情報他、目にしています。
鍋割峠のトラバースルートにロープを張ってくださったそうですね m(_ _)m
機会があったらチャレンジしたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

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