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たまには頭を使わなくちゃ!と講演会へ@保全センター

 
                


講演後に自然観察園を散歩、池でシオカラトンボを見かけた。



少し前のことになるが、
知人から七沢の神奈川県自然環境保全センターで行われる
講演会のお知らせをいただいた。

期日は6月27日(土)13:00~14:30からで
テーマは「丹沢の哺乳類」とのこと。

講師の山口喜盛 氏は、元県立丹沢湖ビジターセンター館長・学芸員。
2009年に退職され、現在は県立生命の星・地球博物館外来研究員、
NPO法人丹沢自然保護協会理事などで活躍されるかたわら、
「ワイルドライフ ミュージアム」を主宰されている。

氏のサイト「Wildlife Museum」には下記の≪ 神奈川の野生動物 ≫の項目はじめ
「フォトギャラリー」やブログ「森に吹く風」など、興味深いお写真が多い。
http://www.wildlife-museum.com/wa_kanagawa01.html



ということで、前回の大室山の記事と前後するが、
興味のあった部分を中心に、以下簡単にまとめてみた。



【コウモリ】
世界におよそ1000種、日本には37種いる。
神奈川県では13種が確認されている。
特徴は、①皮膜で暗闇を飛ぶ。②哺乳類で唯一、超音波を出す。③冬眠する。
④20~30年と寿命が長い。⑤小さい(5グラム前後の体重の種類もいる)
     
丹沢では廃坑や隧道などが住みかになっていて、
天井にぶら下がったり、岩の隙間に入っている。
また、樹洞などにも入っていたり、
小さな種類は、まるまった枯れ葉の中にいることもある。

夕方、家のそばや公園などを飛んでいるのはアブラコウモリ。

【ネズミ】
丹沢にいるのは5種類。
アカネズミ・・・地上性で森林や農耕地に住む。オニグルミを両側から穴をあけて食べる。
ヒメネズミ・・・半樹上性で森が必要。小鳥用巣箱に落葉を敷いて巣を作ったりする。
ハタネズミ(畑ネズミ)・・・草原性で土の中の行動が得意。
スミスネズミ・・・沢沿いなど湿っている所に住む。
カヤネズミ・・・ススキの原や休耕田に住み、森にはいない。

【ムササビ】
サクラやミズナラの冬芽、ヤブツバキの花、スギの球果などを食べ、
常緑広葉樹林や、手入れがされて飛びやすい人工林にも住む。
夕方から、飯山観音や日向薬師などで観察できる。
巣材は粗い。フンが丸い。

【ニホンモモンガ】
住んでいる環境はムササビと同じ。
巣材は細かく裂いて使う。フンは楕円。
ムササビとモモンガの体重は、ムササビの方がおよそ10倍重いが
フンの大きさは同じくらい。

【アナグマ】
昼間、よく出てくる。目がよくない。
脚が太く爪が頑丈。ミミズを好んで食べる。

※そういえば最近、山の仲間うちでの目撃情報が2件?
 レガーさんは写真撮影に成功♪

 http://ameblo.jp/pony--pony/entry-12038906550.html

【テン】
夏と冬では毛の色が違う。
登山道の目立つ所に、よくフンをしている。

【イノシシ】
穴を掘るので鼻先がいつも黒い。
ヌタ場のそばの木に身体をこすり付ける。
副蹄(ふくてい)がある。

※かかとにあたる部分に、
 副蹄(ふくてい)とよばれる小さな蹄がついているものもあり、
 岩場などでずり落ちないようになっている(ウィキペディアより)


【ツキノワグマ】
オニグルミ、ミズナラ、クリ、サクラなどにクマ棚を作る。
春から夏に樹皮をはいで、中の形成層を食べる。
クマの爪あとは4, 5本付く。
2006年、クマの出没が多かった。

【カモシカ】
5月末に子どもが生まれる。翌年の3月ごろ親と別れる。
道路沿いでけっこう見られるが、ガレ場や急斜面が好きで休息している。
宙に浮いたネット上でも歩ける。
眼下腺を木の幹にこすり付けて、におい付けをする。
ニホンジカより やや細長い形の、ためフンをする。

丹沢のカモシカの子どもは特に色が黒いので、
頭が見えないとクマと間違えやすい。

※当日、後ろ姿のクマとカモシカの写真を見せていただいたが、
 お尻だと同じような感じで判断に迷う。
 まして、焦っている時なんか悪い方に考えてしまいそうだ。

 ただ、長い間 (10分以上?)動かないのは、カモシカの可能性が大きいらしい。
 そういえば、イガイガさんも以前、これでかなり悩まれたのだった。

 http://igaiga-50arashi.at.webry.info/201502/article_1.html




講演会終了後、お天気が悪かったけれど
せっかくなのでセンター内の自然観察園をブラブラしてみた。
その時の写真をいくつか。



もうシモツケが、華やかなピンクで周りを明るくしていた。




まぁ、見事なハンゲショウの群生!




アップにすると不思議さ10倍。




花火のようなネムノキの花は少し終わりかけていたけど、やさしい色あいが素敵。





前回 訪れたのはサクラの時だったので、ガクアジサイに季節の移ろいを感じた。













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Comments: 2

イガイガ URL 2015-07-09 Thu 21:23:30

丹沢のクマ目撃情報の中には、カモシカを間違えたものも多いとききます.

最初、黒い影が駆け上がってきたときは瞬間クマだと思いました。
木をはさんで睨めっこしているときはクマっぽいけど、もしかしてカモシカ?
でしたが聞くわけにもいかず、もしもクマと答えられても困るので
目をそらさずじっと我慢くらべです。

隙をみてにげだし、間にさえぎるものがなくなってからよくみれば
なんだカモシカでしたが
黒い影をみただけで逃げ出していたら
きっとクマ目撃情報になっていたと思います。

クマに限らず、山で真っ黒いものに遭うとドキッとしますね。
あっ、オレも同類か(^^ゞ

はっぴー URL 2015-07-09 Thu 23:01:32

イガイガさん

そうですね。
クマとカモシカの勘違い、今回のお話と写真から
“さもありなん”と納得できました。
(あっ、でも滑棚沢の下降路でおあいしたのは“本物”でしたよね)

ずいぶん前のことですが、寄沢を降りてきた際に
対岸にカモシカ数頭と、その傍らに黒い動物が数頭見え
何だろうと思いましたが、つっちーさんと二人で
カモシカの子どもだと判断しました。

遠く離れていたのと、一人ではなかったので余裕ありましたが
もし一人でイガイガさんのような場に遭遇したら生きた心地せず、
10年分くらい寿命を使うだろうなと思います。

・・・確かに山で真っ黒ってひきますね(^^;

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