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さぁ 春の白馬を楽しみに行こう ♪ ― その2 ―

 
 

「塩の道 千国街道」で出あった風景は、時の流れが止まっているかのようだった。



4月24日

昨日、「明日はどこへ行こうかな?」と考えていた時に、
ホテルに貼ってあるポスターが目にとまった。

それは、いわゆる「塩の道」のものだった。
過去に耳にしたことはあるものの、戦国時代、上杉謙信がこの道を使って、
敵の武田信玄に塩を送ったという話ぐらいで、
詳しいルートなどは知らなかった。

いくつか集めた手元の資料を見てみると、
糸魚川から松本城下までの約120キロだそうで、
今回 泊まっている栂池高原も
千国越えコースのスタート(あるいはゴール)地点になっているのだった。

ということで、今日は この歴史ある山間の道を、南小谷(みなみおたり)から
栂池高原松沢口までの およそ7キロ弱を のんびり歩くことにした。

「塩の道 千国街道」の説明はこちらで。
http://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/history/shionomichi/




まずは栂池高原から村営バスで大糸線南小谷駅まで行くことにした。
こちらからだと登りになるけれど、列車やバスを使わずにホテルに帰れる。

ホテルで、「一部まだ雪がありますよ」と言われたので、どの程度か気になって
駅員さんに伺うと、小谷村役場で聞いてみたらと場所を教えてくれた。

で、観光課で除雪の状況を伺った。
小谷村では毎年5月3日に「塩の道まつり」が行われるそうで、
ちょうど全ての除雪作業が終わったので、心配はないとのことだった。
新しく作ったというルート図もいただいて、ホッとしながら外に出た。



小谷村役場の方に親切な対応をしていただき、気分よくスタート。




役場のそばの ここを入るのだったが、ちょっと分からずウロウロ。
外で作業をしていたそばの家の方に伺ったら、案内してくれた。ダメジャーン!




でも、その後は順調に進んで・・・・えへへ 一本道だからね~(笑)




昔のよすがを感じる石仏なんかも眺めながら




上の写真の石仏群の説明を読んで、線彫りの鍾馗像を探す。




小さい方は石仏群の中にあったけれど




大きい方は少し離れた場所にあって、分かりにくかった。




ちょうど桜が咲き始めたところで、まさに景色に花を添えていたが、




その先の植林の中は雪が残っていた。




この登りも今日 たてられたと、あとで出あった地元の方が言われていた(振り返って撮影)




パンフレットによれば、塩の道の道幅は九尺(約2.7m)で、
これは背中に二俵の荷を付けた牛同士が安全にすれ違えるものだったそうだ。




花の写真を撮りながら歩いて行くと、行程の三分の一くらいの所で
私とは反対側から歩いてこられた男性4人のグループとあった。
挨拶のあと、最後の方に どんな様子だったか伺ってみると、
「雪が多くてズブズブもぐって たいへんだった」と言って
心配そうに私を見たのだった。

えーっ!
役場の方の話と全然 違うじゃん!!
とちょっとビビリが入った。
いったい、どっちがホントやねん!?

まっ、覚悟のうえで歩いて行くっきゃないわ。
チョイと楽しみでもあったりしてさ(笑)



黒川沢の辺りは自然の中で気持ちが良かった。




突然、現代風の音楽が聞こえ、何だろうと思いながら行くと この建物が登場。
案内図には小谷中学校とあり、お昼の放送が始まったのだった。
音楽に続いては給食メニュー、八宝菜の説明になった。そういえばお腹がすいたわ。




おおっ スゴ~ッ!アズマイチゲの大群落!!に思わず声が出た。




中学校のそばには源長寺という曹洞宗のお寺があり、参道の入り口には
西国三十三所観音が並んでいた。これ、この地方では珍しいらしい。




その少し先には千国諏訪神社があり、同じ敷地内に小谷小学校があった。
神社のベンチでお昼を食べていると、
向こうの方で校舎の窓に「ようこそ」という文字を貼っていた男性がやってきた。

中学校に「ようこそ塩の道へ」という歓迎の言葉が貼ってあるので、
こちらでも貼ろうと作業をされていたとのこと。
遠目では分からなかったけれど、まだ30代くらいかな。
お姉さんが平塚にいらっしゃるそうで、親近感がわいていろいろ おしゃべりをした。

この辺では校庭の鉄棒なども雪の重みで曲がってしまうので
冬場は外して、春になって設置するとの話にビックリした。
そういえば、神社の手前の保育園の横を通ったら、
遊具の中で男性がトンチンカンやっていた。
そうか、あれは外していたものを設置していたのかと納得したのだった。

そして、小谷村といえば、何といっても昨年11月22日の神城断層地震だ。
学校は大丈夫だったのですかと伺ったところ、
こちら側より、姫川の向こう側(南)の被害が大きかったので、
自分のクラスにも4人、まだ避難所で生活している生徒がいるとのことだった。

ふと、学校がとても静かなのに気がついた。
今日はお休みですかと聞くと、この学校にはランチルームがあり、
全員一緒に給食を食べるそうだ(う~ん、進んでるなぁ)
今は給食の時間なのだった。

帰宅後、小谷小学校をネット検索して見ると、校歌がこれまた素晴らしかった♪
http://www.valley.ne.jp/~otaries/custom2.html



ランチの場所を拝借した諏訪神社。ここで、今日の行程の半分くらいだろうか。




小谷小学校は広々していて、開放感にあふれていた。右奥が諏訪神社。




学校前の車道を渡ってしばらく行くと、こんなものが。ふつうのお宅のようだけどね。




今日は閑散としているこの通りも、お祭りの日は人で にぎわうんだろうな。



上の写真で、
正面の奥に進んだ家の外に、おばあさんが腰かけていた。
挨拶をして少し立ち話。お祭りの日がお天気になるといいが、と気にかけていられた。
地元では大切な行事なのだろう。
そういえば、観光課の方も当日は旅人の格好をして歩くと話されていた。



所どころに歴史を感じさせるものがあった。




親沢にかかる橋を渡って振り返ったところ。




少し上に登って再度振り返ってみると、集落が見えた。




この辺りを親坂(おやざか)と言うらしい。
難所だったので重荷を背負った牛が歩きやすいように石を敷きつめたんだそう。




少し行くと雪が残っていたけれど、ちゃんと除雪されていた。
4人の男性が難儀したのは もっと先なのかな。




ここは「弘法の清水」と言い、湧き出しているお水で牛や牛方(うしかた)が
のどを うるおしたそう。中央上に弘法大師の像があった。




ちょっとアップで。




二個の石舟。左の低い方は牛馬用だったらしい、とそばの説明板に書かれていた。




親坂から車道に出る目だたない所に、ひっそりと石仏群が。うっかり素通りするところだった。
この辺には馬頭観音と牛頭観音(大日如来)が圧倒的に多いそうだ。




展望の開けた道を気持ち良く辿って行くと




村の有形文化財の「牛方宿」(うしかたやど)があった。






そのすぐ先に幕末に建てられたらしい塩蔵。階上は塩の保管、階下は牛をつないだ
とも言われているそうだ。「塩の道」にふさわしい貴重な文化遺産だと説明板にあった。




塩蔵のすぐ先で、小さな沢を渡ると林道のような広々した道が続いていた。
雪にもぐるような所なんかなさそうなので、これでいいのだろうか!?
と、やや不安になった。でもさ、迷って悩むような所なんかなかったぜ!




おっ、なかなか立派なサワグルミじゃん!(ホントにサワグルミかな?)
イガイガさんからカツラでは?との声あり。私もどちらか迷ったのよね~




この辺りから左側に山々が見え、ルンルンの歩きとなった♪
左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、大雪渓、白馬岳。と推測(笑)




最高の気分で、何枚も何枚もシャッターを切った。五竜岳のギザギザが素晴らしい。
→ shimasaanさんより山名のご教示あり、以下、原文のまま。
ギザギザが素敵な山は唐松岳で、其のギザギザは「不帰の険」という岩場の難所です。
八方尾根の後ろに見えるのが五竜岳、さらにその左に鹿島槍の双耳峰が見えています。




ズームで迫力アップ!唐松岳「不帰の険」




ここは冬はスノーシューのコースになると教えてくれたのは




写真の中央やや右で除雪作業をしていた地元の青年(振り返って撮影)
途中に塩の道の赤いのぼりが全くなかったので、これで正しいのかをたずねてみたところ、




これが塩の道で正解との答えにホッとした。
彼は おまつりに向けて、「前山百体観音」の除雪作業中だった。




百体の観音様は、みんな素敵なお顔をされていた。




ほどなくゴールになってしまった(振り返って撮影)
結局、雪で難儀するような所はなく、観光課の方の話が正しかった。
4人の男性は、おそらく道を間違えて歩いたということだろうか。やれやれ。




途中で話をした小谷の方々は、皆さん あったかかったので
私の気持ちも ぽっとあったかくなった♪
機会があれば、糸魚川に近い健脚向きのコースも歩いてみたいけれど、
大糸線は本数が少なく不便なので難しいかなと思う。


第36回 「塩の道まつり」の当日の様子が小谷村観光連盟のfacebook にアップされていた。
4000名を超える参加者があったそうで良かったなぁ
でも、私は静かな道を地元の方がたと触れ合いながら歩けてラッキーだったかな。
https://www.facebook.com/otari.kanko



≪ 本日の出あい ≫

今日はシジュウカラから。まぐれで良い角度に撮れた。




続いてはホオジロ。かなりネバって、ようやく二羽が同時に横顔を見せてくれた。




ニオイタチツボスミレかな?(2枚)匂いをかがなかったのが残念。







色と形からコスミレだと思う(3枚)










昨日も出あったアオイスミレ。




こちらはアオイスミレの白花かな。




ミヤマキケマンは これから。




ヤマエンゴサクは良く見ると面白い顔。色がステキ。




センボンヤリも咲いていた。丹沢と時季が同じだ。




昨日もたくさんあったアズマイチゲに今日も感動した。




こちらはオキクさんのブルー系。




そして白花のキクザキイチゲ(2枚)







丹沢ではとっくに終わったダンコウバイは、今が盛り。




そして桜も。



今年 最後の桜花。









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Comments: 4

shimasaan URL 2015-05-09 Sat 16:27:38

はっぴーさん、こんにちわ。

いい時期に、シブイ街道をウォーキングしてきましたね。
雪国の春を満喫している風景に、こちらまでこころが和んでしまいました。

ところで、遠景のギザギザが素敵な山は唐松岳で、其のギザギザは
「不帰の険」という岩場の難所です。
八方尾根の後ろに見えるのが五竜岳、さらにその左に鹿島槍の双耳峰が見えています。

私、あした前回雨中撤退してしまっ椿丸に行ってみようかな
なんて思っています。
今年は、畦ヶ丸直下のシロヤシオが、もう咲き始めていましたよ

はっぴー URL 2015-05-09 Sat 17:27:34

shimasaanさん

あはは、やっぱり行ってない所のツケヤキバはダメですね(^^;
ご教示、ありがとうございます。これで、次は間違えずに済みます。
shimasaanさんは、この辺 お詳しいのですね。

今年はシロヤシオ、早いようですね。
まだ実物は見ていませんが、写真では拝見しました。
明日、私もシロヤシオに会えるかな♪楽しみです。

椿丸、お気をつけて。

Tsubaki URL 2015-05-10 Sun 11:02:30

塩の道
現代や過去へと、まさにタイムトラベルでしたね。

文字と写真からは、ゆったりとした時間の経過を感じさせてくれます(^^♪
小川が流れる水田と残雪の山、弁当を食べたい。
(ご飯に湧き水を入れ、油味噌なるものを少々、かき混ぜてすする)幼き頃の山弁当でした(古)

花々は皆さん美味しい空気で、清々しく綺麗ですね(これは腕ですね!)

はっぴー URL 2015-05-10 Sun 20:12:57

Tsubakiさん

塩の道が まさか“身近”になるとは思いませんでした(^^)

こういう所に住むと、一日の時間の流れの感じ方が違うのでしょうね。
トップ写真の風景、いいですよね♪
こんな所でのんびりしたいですね。今なら湧水でソーメン(^^♪

花々は汚れなく健全!きっと良い環境のおかげです。

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