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富士浅間神社から 吉田口登山道を てくてくと五合目まで

 
 

吉田口登山道五合目の佐藤小屋から富士スバルラインの五合目に向かう途中で。
標高は2295m。



6月20日
ヒョンなことから、ミックスナッツさんのお供で
冨士浅間神社から吉田口登山道で五合目の佐藤小屋まで歩くことになった。

富士山は「草山・木山・焼山」と分けられるそうだ。
山頂は一回ふんだのでもう十分だけど
花が好きなので、お中道から下の方なら何度でも歩いてみたい。

実は、2012年7月にお中道に行った際、
中の茶屋と馬返(うまがえし)の辺りに車で寄り道、ちょっとウロウロ。
その時、クモキリソウという初見の花に出あったのだった。

今回も花との出あいを楽しみに歩いてきた。
さて、その成果は?




神社参道入口の鳥居。ミックスナッツさんが目ざとく「富」ではなく「冨」であることを発見!



丹沢の大山を取り上げたテレビ番組で知ったのだけど、
阿夫利神社の御祭神である 大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)は
富士山の御祭神の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の父君なのだとか。

で、阿夫利神社の由緒には
「富士に登らば大山に登るべし、大山に登らば富士に登るべし」
という両詣りも盛んに行われたと記されている。

へぇ~、そうなんだ!





「冨士山大鳥居」がスゴイ!!何がスゴイかって、コレ 木造なのだ!
高さが18mもあるそうだ。
私が見ていたら、散歩中の男性が「60年ごとに建て替えるんだよ」
と説明してくれた。


柱の下部の太さにビックリ!写真では伝わらないのが残念。


歴史を感じさせる荘厳な建物があちこちにあった。

こちらは「冨士夫婦桧」。さすがに神社だけあって、杉や檜の大木が多い。


正面のやや左奥に見えるのが登山門。標高はおよそ850m。

はい、ここが吉田口登山道の起点だそう。何となく荘厳な気持ちになる。



「大塚丘(おつかやま)」は、西暦110年日本武尊(やまとたけるのみこと)東征の折に、
途中で立ち寄った所だそうで、ここに浅間大神と日本武尊をお祀りしたのが
北口本宮冨士浅間神社の始まりとのこと。今は、日本武尊だけお祀りしている。


本来の歴史的な登山道は車道になっているので、
すぐ右隣に並行している遊歩道を行く。



森林浴、気持ちがいい~!ここも以前は車が通っていたらしい。



中の茶屋は浅間神社と馬返(一合目手前)の中間地点で、標高1100m。
吉田口登山道の最初のお茶屋さんだそう。



1300m地点にある大石茶屋跡。この付近に、大きい石がたくさん転がっていたらしい。

昭和初期にはレンゲツツジがたくさんあったらしいが、盗掘で数が減ってしまったそうだ。


やっと馬返(1450m)に到着。ここからは山道になる。



右はじの道を進むと、

両脇に合掌する猿の像がある石造りの鳥居があった。猿は富士山のおつかいなんだそう。


一合目(1520m)。ここには1840年代に建てられたという建物が現存(写真右上)、
16世紀には社があったとのことだ。

道の真ん中に細かな間隔で、右下の写真にあるような溝が掘ってあった。
登山道の水切りだろうか?


一合五勺には、昭和初期に建てられたレッキスという名称の山小屋の跡。
レッキスとは今のカルピスに似た飲み物の名前とか。

この辺りは、歩きやすい階段で整備されていた。今回も、まだ遠いけれど、
雷鳴の音が聞こえ、何となく落ち着かなくなる。


やっと二合目(1700m)に到着。この間、長かった!
富士御室(小室)浅間神社が祀られているが、本殿は移築、この拝殿だけが残っている。
昔はここを「上浅間」、冨士浅間神社を「下浅間」といったそうだ。



二合目を過ぎた先の御室浅間橋を渡って、沢に降りてランチにした。
溶岩が固まった岩が独特だった。写真を撮り損ねたのが残念!
相変わらず雷鳴が聞こえていて、追われるような心境。


三合目(1840m)は ちょっと小広い所で、かつては にぎわっていたらしい。。

壊れたまま放置されていることに、妙な現実感と説得力があった。


道了(どうりゅう)・秋葉(あきば)・飯綱(いづな)が祀られていた三社宮の跡だそう。



三合目を過ぎると傾斜がきつくなるが、道幅が広いので あまり気にならない。

四合目(2010m)には大黒小屋というお茶屋さんがあったようで、
江戸時代は三合五勺とも言われていたらしい。
この辺から、何合目というのが 昔と現在でズレが出てきて、戸惑う。



左;こんな石畳の出現にビックリ!けっこう長かったので作るのが大変だったろうね。 

右;美しいダケカンバの大木があって嬉しくなった。これ、一本の木!


四合五勺には、御座石(ございし)といわれる岩壁があり、信仰の対象だったとのこと。

ここも看板の説明によると、今は五合目となっているそうだ。ややこし~!


四合五勺から、山小屋が四軒あったとのこと。看板があるごとに写真を撮ってみたが
佐藤小屋ができる前の冬山登山の拠点になったという「桂屋」の跡はスルーしてしまった。





左の石の階段を登ってくると、滝沢林道に飛び出した。


ここで下りてきたトレランの男性に、佐藤小屋まで あとどのくらいか?
とたずねたら、すぐそことの返事だったので ほっ。

というのは、エアリアのコースタイムがスバルライン五合目まで
けっこう長時間になっていたので、14時だいのバスに間に合うか気になっていたのだった。


やったね!五合目の佐藤小屋(2230m)に到着~!
ここまで来れば、ひと安心だ。(振り返って撮影)

そのまま小御岳道をスバルライン口へ向かう。この道が火山灰、今日一番イヤな所だった。


六合目の分岐は工事中。左はじの道を歩いてきた。右が六合目への道。(振り返って撮影)
この先で人が現れたので、目的地が近いと分かった。

そして、ようやくゴール!!正面の奥から出てきた。(振り返って撮影)


最初は「1450mも登るの!?」
とビビったけど、登山道が歩きやすくて助かった。
次々現れる途中の遺物にも気がまぎれたかな。
それから、トレランの人が多いのにビックリした。

富士山駅(旧富士吉田)行きのバスに余裕で間に合った。
発車の時間が近づくと、バス停には人が集まってきた。
外国人が多いのは、さすが富士山だー!

終点で降りて、暑い車道を30分歩くはずが(それも登りだ!)
駐車地に行くバスが間髪入れずにやってきたのだった。
このラッキーに二人で大感謝した♪


≪ 本日の出あい ≫

今年初見のサラサドウダン。別名フウリンツツジと言うそうだ。なるほどね。



これはツリバナ。なんとも やさしげで、可愛い花だ。



う~ん、これは何だろう?ヘビイチゴかなぁ



マイヅルソウの花は撮るのが難しいなぁ



林道脇などで よく見かけるのだけど名前を知らない。
→ ミヤマタニソバ (ナベさんよりご教示)



フタリシズカの花と葉が たくましくてビックリした。



ここでもクワガタソウが可憐に咲いていた。



そして、いくつかタチツボスミレも咲いていた。



イチヤクソウは まだ固い蕾。



ヤグルマソウの葉の付き方が面白い。鯉のぼりの矢車に似ているのでついたそう。



コウモリソウの葉も特徴があるので分かりやすい。



小さなワチガイソウが ひっそりと咲いていた。



白くて小さな花が多かった。こちらはミヤマハコベ。



ウマノアシガタが今ごろ?



シロバナノヘビイチゴがたくさん見られた(2枚)





オオバイケイソウには蕾?がチラリ。→ バイケイソウかな



サワギクも元気だ。



ヤマハタザオ? ハタザオの仲間も奥が深い。



これはミヤマハタザオかなぁ。小御岳道をスバルライン口へ向かう2250m付近で。



まったく???→ ヒゴクサかな



ツルシロカネソウが美しかった(2枚)





佐藤小屋では 今、フジザクラが咲き始めたところ・・・・



全体的に白い可愛い花や地味系の植物が多かったけれど
期待していた以上の出あいに満足。

花期が丹沢より かなり遅いものがある一方で、
同時進行のものもあり まちまち。面白かった。








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Comments: 6

Tsubaki URL 2014-06-24 Tue 17:00:45

緑の回廊あり
廃墟あり
花有り
なかなか良さ気な回廊ですね。
まったく??? ヒゲもじゃが綺麗です。
またスゲですか(^_-)-☆

den URL 2014-06-24 Tue 17:40:13

はっぴーさん、
五合目いかれたんですね。いいですね。

私も先日計画(須走五合目から紅冨台~立山~アザミ平)しましたが、
雨が来るらしいということであきらめました。
五合目巡りも面白うそうですね。

2合目の御室浅間橋の沢には、「御釜」と呼ばれる溶岩の穴があるそうですけど、見ましたか?

お花一杯でまた勉強させていただきました。サクラまだあるんですね。
行ってみたいなと思いました。しかし、××バイケイソウの見分けがつきません

はっぴー URL 2014-06-24 Tue 19:24:56

Tsubakiさん

富士山の下部は植物がけっこう豊富ですが、
今回は富士登山の歴史も少し分かりました。

スゲで検索したら下記の記事から「ヒゴクサ」と
分かりました(たぶん)。
スゲも奥が深いですね。手を出すのを控えます(^^)

http://stewartia.net/engei/field_plant/Kayaturigusa_ka/Carex.html

はっぴー URL 2014-06-24 Tue 19:38:43

denさん

ここもオススメです。
あと、お中道もイイですよ。

【2合目の御室浅間橋の沢には、「御釜」と呼ばれる溶岩の穴】
これ、帰宅後、知りました。
ちょうど、この沢に降りて昼食を食べたので、
知っていたら探したのですが、
ずーっと、奥まで続いていると言われているそうですね。
チョットこわいかな(^^;

高度感があまり感じられませんでしたが、
サクラの蕾を見た時は、さすが2000メートルを超えているのを
意識しました。
バイケイソウ、草丈と花の形が違うそうですが、
これは単に葉が大きかったのでオオバイケイソウにしましたが、
バイケイソウだったかと思いますので、訂正いたします m(_ _)m

ナベさん URL 2014-07-05 Sat 18:04:44

はっぴーさんの記録は楽しく読ませて頂いています。
{林道脇などで よく見かけるのだけど名前を知らない。} のコメントの三角形の葉はミヤマタニソバです。

はっぴー URL 2014-07-05 Sat 18:37:45

ナベさん

拙ブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。
また、このたびは、分からなかった「三角形の葉の名前」を
ご教示いただき、重ねて感謝いたします。

「ミヤマタニソバ」、確認しました。
よく見かけるのに名前が分からないというもどかしさが
これで解消しました。
小さな小さな白い花、撮れたらいいなと思います。

今後とも、どうぞ よろしくお願いいたします。

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