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小沢から懐かしの山神径路にのり 御料林径路の再探訪へ




山神径路の白ザレ崩落箇所を慎重に進む



イガイガさんから、5日の予定で再探訪の連絡をいただいた時は
すでに予定が入っていた。

ところが悪天のため先約の方は中止、こちらは6日に延期となった。
なかなか行かれない所なので、チャンスは逃さず の気持ちで
同行させていただくことにした。

AYさんが歩かれた小沢、10年ぶりの山神径路、
先日 着地に失敗して訪問できなかった中ノ沢休泊所の跡地が
私の興味ポイント。

ただ、前回 玄倉川に下る途中で足を攣ってしまったので、
今日はやや不安を抱えながらの山遊びとなった。 



20131008山神径路(2)



2013年10月6日 曇り
メ ン バー:イガイガさん、はっぴー

コ ー ス :玄倉林道ゲート―境隧道―玄倉ダム―小沢出合―小沢遡行―
       山神径路横断地点―山神径路―山神峠―御料林径路―境隧道の上通過
       ―玄倉川―芋ノ沢出合右岸径路取付き―敷地山ノ尾根鞍部―
       芋ノ沢ノ頭西側トラバース径路探索―小川谷へ下降―仲ノ沢林道
       ―中ノ沢休泊所跡地―仲ノ沢林道―玄倉林道ゲート (行動時間:9時間15分)
     

      ※ コースは上図参照(イガイガさんより拝借)
        歩く場合、地形図が読めコンパスが使えることが最低条件。沢装備。




玄倉林道ゲートで したくをして、10分も歩いて行くと
新しい補修工事の箇所が目についた。
かなりの距離にロープが張ってあり、これから本格的な工事に入るのだろう。

敷地山を回り込む形で林道を行く。ほどなく敷地山ノ尾根の鞍部が見えてきた。
ここから見ると、植林部分が自然林に挟まれているかっこうだ。
イガイガさんが、手前のきわから取りつくのだと言う。
前回はあまり余裕がなかったので、今日は気をつけて歩いてみよう。

玄倉第二発電所の手前には“幻の滝”が出現していたけれど、
木が邪魔して水流はチラチラ垣間見えるだけ、うまく写真が撮れない。

発電所のはすかいにある蛇小屋隧道を抜け、板小屋沢の滝を見て その先すぐが小沢。
2週間前は、ここでミックスナッツさんと堰堤上のAYさんをお見送りしたのだった。



前回はなかった補修箇所にはロープが張られていた。

左の敷地山方向から芋ノ沢ノ頭に続く尾根。真ん中の植林の中に径路がついている。



左:幻の滝の一部をズームで。 右下:小沢出合の堰堤。今日は自分が登るのだ。ワクワク♪




堰堤をもう一つ越えて傾斜のゆるいガレを少し行くと細い流れが現れ、
その先には右側の滝場登場。つい喜びの声が出た。
 




イガイガさんはモチコシの大滝上のような感じと言っていた。
私は小割沢の途中にこんな感じの所があったなぁと思った。滑らないのでツッパリで登る。





左:あっけなく左上の写真の突き当たりに見えたF1(5m)。これは右から巻いた。
右:沢に戻ると、すぐに端正なF2(12m)が現れた。水量がもっと多いと引き立つだろうに。





二つの滝の巻きの話題を。
まずF1。右からか左からか迷った結果、右を選択。
登りやすそうな所から少し上に行くと、踏み跡らしき感じが左上に向かっていて、
辿って行くと沢床に続いていた。
これ、ゼフィルスさんのものだったと、後日イガイガさんから教えていただいた。
やっぱり“身内”?だったか~と納得。

F2の方は高い分、もう少し大がかり。
少し戻った左側の白ザレルンゼをかなり登ってから、
木につかまりながら右に登ってトラバース。
先をのぞくと降りられそうもなくバック!
さらに高く登って行くとイガイガさんが白いタオル発見、
AYさんの“置き土産”?だと確信的な口調でのたまう。

これは、ここをAYさんも通られたってことなので心強かった!
で、その先を沢に沿って進み、最後はロープで降りた。



左:F2の巻きはここから。  右:最後はロープで。




沢風景を4枚。
F2も出てきたし、これで滝場は終わりかと思っていたら、
また小滝と釜の連続となりルンルン。最後の3mヒョングリは登れずに巻いた。






沢に戻ると石積み堰堤が続けて二つ。
最初の方が高い。あとの方は真ん中が崩れていた。





二つ目の堰堤上から左岸を眺める。この時点では気がつかなかったが、
ここが山神径路で、イガイガさんの立っている上を通って奥へと続いていた。


小沢の名板を確認して喜ぶ。



以前 山神径路を歩いた時、同行者の方が、
玄倉から玄倉川の沢へ入る際のメインルートだったと古いガイドブックなどには
書かれているといったようなことを言われていた。

今日は、その径路を山神峠まで、10年前と逆から辿って行く。
誰にも会わない静かな径路は、苔むした石積みだけでなく、
崩壊箇所や朽ちた橋までも趣がある。時の重みを感じるなぁ。

以下、写真でザックリと。


山神径路(小沢から山神峠まで)。












正しい御料林径路からも蛭ヶ岳が見えたー!先に進んでしまうと見えなくなるんだね。



山神峠に先週と違う方向から到着し、感慨ひとしお。
今日もここでランチ休憩して、御料林径路に入った。

ここからは先週と同じコースなのでスムーズに下って行く。
ただ、一ヵ所だけ気をつけないとカイモンヤ平ノ沢沿いの林道に降りてしまう。



左上:境隧道の上から左下に玄倉林道が見えた。
左下:その後イガイガさんが、先週は見逃した石積みに気がついた。右:振り返り階段を見る。





玄倉川に降り立ち、徒渉後、芋ノ沢出合から右岸の径路に取り付いた。
一度歩いているので周りのことに目を向ける余裕があった。
足は順調、敷地山ノ尾根に出るのも早かった。
うん、ここまでは いいんじゃない!



登り始めてすぐに、こっちの植林から向こうの自然林が見えた。ここが林道から見た境目だ。

植林の中、ジグザグに道が付いている。真っすぐ行かないよう注意する所あり。



尾根に乗ってからトップを、やる気満々の?イガイガさんにバトンタッチ。
白ザレの先を植林に入った所でシカ柵をくぐり、前回と同じ場所に出た。

イガイガさんが径路には見えないカボソイ踏み跡を見つけた。
う~ん、径路発見!というには貧弱。
ここはペンディングにして上の方を探すけれど、植林がされていてみんな同じような踏み跡だ。

しばらくウロウロ探し回って、白ザレと草で分かりにくくなった石積みを見つけた。
これは収穫と言っていいけれど、この一帯はその後の植林や、それに伴うシカ柵の設置で
かなりグチャグチャ、これ以上の発見は期待できないのではないかと思った。



チラッと樹間から見えるのは、弥七沢ノ頭の南東尾根だろう。

下降ルートの尾根の一つ南側のこの尾根を下って行き、750mで右にトラバースした所に
苔むした石積みがあった。




白ザレと草におおわれて分かりにくい所もあったけれど、
かろうじて こんなふうにハッキリ残っている所もあった。


石積みの径路を歩いてみる。真ん中の白い筒は、植樹した苗木を保護しているもの。



小川谷方向に下降する尾根から対岸の山を見る。

下降尾根を振り返って。シカ柵でメタボチェーック!(笑)右のネットのすき間をくぐった。



左:白ザレと緑が目に鮮やか。 
右上から順に。さらに雰囲気の良い尾根を下ると植林内に径路があり、前回と同じ扉を出る。





上:しかし今日は出た所で柵を回り込んで、 中:左岸の崖をロープで降りてみる。

一段 降りた所で奥を探索するが、こんな感じで径路があったのかどうかも??
上方にシカ柵あり。いかにも崩れやすそうな地質だなぁ。




下った植林から直接 川原に降りる径路跡の探索はあきらめて、
小川谷と穴ノ平沢の合流地点で徒渉し、対岸の尾根に取りつく。
イガイガさんによると、これは、林道から小川谷に入る際、下降に使う尾根だそう。
私はここから降りたことがないし、しかも登りなので えらく長く感じた。



左と右上:穴ノ平沢右岸の取り付きは、急だけどロープがあって登りやすい。
右下:その後の登りもなかなかだった。





仲ノ沢林道にあがって穴ノ平橋方向に少し行くと小広い原があり、
ここが中ノ沢休泊所の跡だったようだ。今日は ここまで来られて感無量!





思ったより時間をくってしまったので、仲ノ沢林道を急ぎ戻るが、
道すがら せっかくなので湧水を汲み、ついでに靴も洗う。
すると、思いがけずヒルがイガイガさんの手の甲についていた。
おー、何と流血の惨劇!

私もスパッツをはずしてみると、大きいのとチッコイ赤ちゃんがスパッツと靴に侵入していた。
いったいどこで?
推測だけど、やっぱり穴ノ平沢右岸の尾根があやしいんじゃないかな。

ということで、ここもかなりの危険ゾーンになっているのを再認識したのだった。

イガイガさん、今回もありがとうございました。



≪ 本日の出あい ≫


シロヨメナはよく見ると清楚で可憐だ。

倒木からニョキッ!何かな?


左:ホトトギスは どこから撮ってもヘンな顔。  右:野菊の代表 ノコンギク。



左:イワシャジンは何枚撮っても、出あうと撮りたくなる花だ。 
右:ツタの部分紅葉が可愛い。




♪きーれいな野菊 うーす紫よ♪ これもノコンギク。

オトコヨウゾメの赤い実にドキッ!


ウリハダカエデの黄葉を撮ろうとしたら、ピョンと飛んできたのは小さなカエルさん。

タマゴダケから連想するのは、やっぱり“森の小人”。


イワシャジンを下からのぞくのって初めてさ。キキョウみたいだね。

これは可愛いのか、不気味なのか??


小さなツユクサだったけど“青”が存在を主張していたよ。

シラヒゲソウの今回のポイントは、黄色い水滴のようなもの。これは「仮雄しべ」なんだって。








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Comments: 2

t​s​u​b​a​k​i​ URL 2013-10-17 Thu 18:16:52

山神径路
崩壊している箇所を除くと
朽ちた木橋や苔むした石積みなど、素敵な古道ですね。

シラヒゲソウの黄色い球・仮雄しべですか
黄色い球も気付きませんでした(^O^)

気が抜けない山行の連続ですね(汗・汗)

はっぴー URL 2013-10-17 Thu 21:13:40

tsubakiさん

はい。私も良い径路だなぁと思います。
そして、径路は高低差なく疲れずに歩けるようつけられていたんですね。
「生活と結びついていた道」だからこそ、の知恵と技術に脱帽です。

「花のおもしろフィールド図鑑」ピッキオ編著(実業之日本社)を
愛用していますが、その「秋」に、出ていました。
ウメバチソウにも同じ小さな黄色い仮雄しべがあるそうです。
【蜜が出る場所のように見せかけてハエをおびき寄せ、
 花粉を運んでもらうしくみだといわれています】とのことです。

今日は まったり、弘法山でギンナン拾いをしてきました。
家から30分、気軽に行ける散歩コースです。

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