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玄倉から 山神径路と御料林径路を辿る未踏区間にワクワク

 
 

山神径路のこの区間は初めてだったので嬉しい。小さな木橋を渡ると
山神峠に立つ鉄塔が見えた。もう少しだね。





深い秋が寂寥感を漂わせているのに比べ、
ちょうど今ごろは酷暑から解放されたウキウキ感がある。

まして、今日のような爽やかな秋晴れの日に、
稜線から眺める山々はスッキリと美しいことだろう。

そんなことを考えつつ、
なぜかイガイガワールドの径路探索に向かうのだった。

いいのだ。絶景はないかもしれないけれど、
知りたい!という好奇心を十分満たしてくれそうだ。

ということで、地味な径路探索にお供させていただいた。
 



201309029イガイガワールド径路探索



2013年9月28日 快晴
メ ン バー:イガイガさん、はっぴー

コ ー ス : 玄倉川橋―玄倉集落から旧道(一部林道)で蕗平橋―山神径路―
        山神峠―御料林径路に入る―・815m―P544m―玄倉川―
        芋ノ沢出合右岸の径路―P687mの北側のP680m北側鞍部―
        750mで南西斜面をトラバースし尾根上径路―ヤブ沢・中ノ沢出合下流
        ―仲ノ沢林道―立間橋―玄倉川橋    (行動時間:7時間40分)  

      ※ コースは上図参照(イガイガさんより拝借)
        歩く場合、地形図が読めコンパスが使えることが最低条件。




いつも玄倉林道の方に行くので、玄倉の集落に入るのは初めてだった。
こんなに大きな集落だとは思っていなかったので、
物珍しげにキョロキョロしながら歩いて行く。
庚申塔や大きな石碑などがあったり、草原にはヒガンバナが鮮やかだった。
少し登ると、丹沢湖が見下ろせる良いロケーション地があった。
う~ん、気持ちいいね!



今日も依然として水が少ない丹沢湖は違う湖みたいだ。



玄倉集落は大きな集落でビックリした。丹沢湖の向こうは不老山方面だ。



奥に進んで行くと、舗装された道が上下二つに分かれ、
左上に登って行く方が旧道のようだ。

茶畑で作業中の男性と言葉を交わしたあと、「気をつけて」とおくられて先へ進んだ。

トタンでできた壊れかけた低い扉を入ると、道は舗装から石積みも見られる旧道になり
植林の中に続いていた。
しかし、峠ノ沢の堰堤(平成11年度築)の辺りから、道がたが だんだんあやしくなってきて、
少しウロウロ探したあとで、あきらめて林道に降りた。



茶畑や林道、木々の先に小菅沢橋も見えた。

トタンの扉を入ると別世界に(振り返って撮影)


ハッキリした旧道が続いていた。

どこの沢かと思ったら峠ノ沢と書かれていたが、この辺りから分からなくなってきた。


植林の中を探してみたが見つけられずに・・・・

今日のメインは御料林径路、先を急ごうということで林道に降りた。


しかし、帰宅後。
ずっと以前、『どなたかが歩かれた軌跡』をプリントしておいたものを発見、
(なんで今回、持っていかなかったのか後悔 山盛り!)
それとイガイガさんから送っていただいた軌跡と見比べてみると、
どうも、峠ノ沢の堰堤から下方向ではなく、横移動で進んでいるのだ。

そうすると、塔ノ平の辺りで一度林道を横切って、再び我われが入った
ヘアピンカーブから蕗平橋手前まで旧道を歩けるらしい。

たぶん何年か前の軌跡で今は歩けるかどうか不明だけど、
今度もし機会があったら、堰堤から上の方を探してみる価値はありそうだ。


おお、イタドリ沢手前の林道から今度は富士山も見えたー!

小豆畑沢と小さく上に小豆畑橋。正面の山は伊勢沢ノ頭。


林道のヘアピンカーブを真っすぐ進んで再び旧道に入った。
以前、田代沢径路の探索時、逆方向からきて途中で沢に降りたのだった。


そして落ち着いた色の蕗平橋手前に出た。


田代沢の時に昼食をとった所から、
いよいよ山神峠までのおよそ1.5キロの未踏区間に突入した。

嬉しくてルンルン気分でトップを歩いていたら、
調子に乗って上に折り返す所を真っすぐ進み、
けもの道に入ってしまいバックー!となった。

その後は、崩れているが注意して歩けばOKの部分を2ヶ所クリアー。
でもイガイガさんが、まだ以前歩いた時 大変だった所があるのだと言う。
う~ん、どんななのかな。


道標のある ここから再び径路にはいる。

こんな所もあったり(イガイガさんが中央やや左寄りに写っている)


こんな所もあったりするけど、概ね沢の右岸に道がハッキリついていた。



そして、出たー!
スッポリ寸断されて、白ザレの向こう側に続きの径路が見えた。
前は高巻きで越えたそうだけど、それがとても大変だったのだとか。
今は危険な高巻きをさせないためなのかロープが張ってあったので、
沢に降りて登り返せる場所を探すことにした。


この白ザレは越えられない。だから

下に降りて、回り込んだ先の沢型から右岸をよじ登った。高巻きより楽とのことだった。


左と右上:やっかいな箇所を越えると安定した道になり、道標も出てきた。
右下:山神峠。上の写真の木橋を渡るとマツカゼソウとエゴマの大群生、匂いがきつかった!




山神峠に来たのは2003年の9月で、ちょうど10年前だ。
伊勢沢ノ頭から下って、山神径路を雨山橋まで歩いた。

その時、2000年ごろに径路が大々的に補修されたと聞いたが、
すでにその時点で5ヵ所は崩壊していた。
今日は歩けないけれど、そっち方面もどうなっているか気になるなぁ。

もうお腹がペコペコグーグーだったので峠のベンチでランチにした。
峠はもっと広かった気がするのだけど、記憶って勝手な思い込みだからね。
あてにならない。まして10年も前のことだから。


山神様三態。正面から見ると祠の傾きが分かりにくいが、横にまわると かなりの危うさ。



さて、エネルギーを補給したら、いよいよ今日のメインの御料林径路だ。

下記のモノクロ地図はMASAHIKOさんの古地図を拝借掲載させていただいた。
その下は、比べやすいように、古地図と同じ部分を拡大した今回の軌跡。


MASAHIKOさんの古地図。
旧地図

今日の部分軌跡。
201309029イガイガワールド径路探索 (2)


まず径路の入り口を探す。
少し登って鉄塔の高さ辺りから、何となく踏まれたトラバース跡を進むが、
植林の中に入ってしばらくすると道がなくなった。

歩きやすそうな所を選びながら行くと、大ブナ北東尾根の下方に
しっかりした道が横切っているのが見えた。あっ、あれだ!

下ってみると、右手の山神峠の方向から続いているので 始まりを確認すべく辿って行く。
はたして、どこが入り口だったのだろうか?
謎が解けるってワクワクするね~!


ルートを間違えたから見られた丹沢山(右)から蛭ヶ岳(左はじ)のパノラマ。



左上:戻る途中にあった目印。左上:辿って行ったらベンチのすぐ下が入り口だった。
なぁーんだ!と拍子抜け。もう一度、今 来た道を戻る形で辿って、先へ進んだ。


こちらが正しい御料林径路から見た景色。左の視界が木々にさえぎられ、蛭は見えない。


幅もあり踏まれた径路は歩きやすかったが、ここはチョット崩れていた。
黒装束のイガイガさんが抜き足差し足で通過。




左から来て振り返って撮影。赤テがベタベタついている所は
大ブナ北尾根(右側)との合流地点だった。


植生保護柵のある ゆるやかな尾根を境隧道に向かって、せっせせっせと下る。
この辺は良かったけれど、その後が長い~!なかなか終わらない下りに最後は飽きた。
途中から階段だし、登りじゃ もっとイヤだね。



P544mを過ぎても尾根は北へ続いているけど、途中から西へ下る道がしっかりついていた。
白い川原が見えて玄倉川に降り立った。


水量の少ない川を苦労なく渡って、イガイガさんが対岸を偵察し、
ほどなく、目の前の芋ノ沢右岸に径路を発見した。



植林の中をジグザグに登ること およそ220mで、敷地山から北に延びている尾根に乗った。

正面から出てきたけど、逆にここを入るのは分かりにくいと思う。


敷地山方向を見た所。

左:陽が当たる白ザレの自然林尾根はいいね!  右:植林内で見失った後で、再び径路発見!


右上の再び径路を発見した所を後ろから撮影。



この後、径路は尾根を芋ノ沢ノ頭に向かって90mほど登り、
760mの辺りで尾根から外れて南西斜面をトラバースしながら
中ノ沢出合に下る小尾根に続いて行くようだ。

私が途中で一度、尾根から外れてトラバースし始めたのだけど、
これはイガイガさんがフライングと認定。
で、もう少し上から入って行くとシカ柵があり、この中へ続いていた。

やったね!と思ったのもつかの間で、その後はモヤモヤ不明瞭に。
もうチョイ上だったかなという気もするのだけど、よく分からない。
この辺は、手が入って分かりにくくなっているのかもしれない。

ここは わが道を行く!みたいにイガイガさんが進んで行くと、
径路とその先に下る尾根が現れたのだった。


左上:下った尾根は白ザレの美しい尾根だった。 左中:広い植林の中に踏み跡が続いていた。

左下:辿ってくると壊れたシカ柵の扉があった。 右:最後はこの階段で川原に降りた。 


秋の川原は気持ちが良かったけど、着地に失敗しちゃったのが残念。

林道に上がってやれやれ。


降り立った川原は秋の日差しと空が開放的で、思わず大きく深呼吸した。
目的達成!!と喜んだのだったが、どうもここは径路の下降地点ではなさそうだった。

振り返ると堰堤が見えた。古地図では、そこに降りていた。
川原を堰堤方向に戻ってみたイガイガさんが、堰堤があって無理だと戻ってきた。

ああ、肝心の詰めが甘かった。
最後の植林の中のコースの取り方を、もっと慎重にすれば良かったなぁと反省している。


9月28日は、まだロープが張られて仲ノ沢林道は車通行禁止。

何回もここを通っているけれど、初めて放流中にあった。林道からのぞくとすごい迫力だった。


玄倉川橋では、見たことのない芸術的な?光景に出あって感動した。

今日の探検が終わった♪ イガイガさん、ありがとうございました。


今回のコースを歩くにあたり、MASAHIKOさんの記事を参考にさせていただきました m(_ _)m
http://lucita.blog.so-net.ne.jp/2013-03-09#more

こちらはイガイガさんの記事です。
http://igaiga-50arashi.at.webry.info/201309/article_4.html


≪ 本日の出あい ≫

初めて見たカラカサタケ。左上は子ども、成長すると右のジャンボ!
左下は まだ青いクヌギの実。




これは分からなかった。それぞれ違う場所で撮ったのだけど、上下同じ種類かもしれない。



イガイガさんが発見した鳥の巣。だれのかな?

タマゴダケが殻を破って、土の中からコンニチハ~♪かわいいね。


左:ハダカホオズキの実が赤くなってきた。  右:クサボタンがクルリンコ。

左:あなたはコフウロ?               右:危険地帯に咲いていたジイソブ。

ナギナタコウジュは今年初。

ヤマボウシの実が落ちていた。撮影後ごちそうさま!甘かった。これから楽しみ♪









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Comments: 4

t​s​u​b​a​k​i​ URL 2013-10-09 Wed 18:10:51

石積み
昔の人達が歩いた古道
当時の樹木や花々のことなどを考えながら巡るのはいいですね。

山神古道・さかせ古道などに見られる石積み
人工物に違いないけど、大雨に耐えて、今なお古道を支える強靱な積み方に「凄い」の一言です。
他は崩れても、石積み箇所の古道はしっかり残っていますね。

古道と言えば「旧東海自然歩道」2008年に歩いた大滝峠~信玄平間
石積みはありませんが、当時の人達の山への思いを垣間見た古道でした。

地図を見ると、黒波線ルートが消滅、赤波線が黒波線になり、とどんどんルートが消滅してます。
補修して安全が確保されなければ、行政側としては登山道に出来ないのでしょう。
後生の方に伝えるためにも、はっぴーさんお仲間の方々の記録は貴重だと思います。
次回の探検は何処かな?興味津々です(笑)




はっぴー URL 2013-10-09 Wed 22:11:05

こんばんは。
コメントありがとうございます。

古道に興味を感じたのは富士見峠が最初でした。
地蔵平から尾根通しで到達したのですが、右手奥に向かう
風情ある昔道がどこに続いているのだろうと、そそられました。

昔の生活路やハイキング路は、林道ができたことによって
利用も減り、衰退したように思いますが、その跡を辿る時、
ああ ここは昔歩かれていたのだと思うと感慨深いですね。

以前、石積みは、6個単位で六角形に積むと強いと聞いたことがあるので
確認したことがありますが、そうなっていました。
知恵というか技というか、凄いですね。

おっしゃるように、記録は貴重ですね。
ササヤブの状態などもそうですし、花も以前見られたものが今はなくなっています。
また、台風をはじめ自然災害でも山の様子が変わります。
写真に残すことは変化を追うには分かりやすく、いずれ貴重になるのではないかと思っています。

2008年に歩かれた大滝峠~信玄平間の記事を拝見したく訪問しましたが、
2010年9月開設ということで、残念でした(笑)

2013-10-10 Thu 09:25:33

このコメントは管理人のみ閲覧できます

はっぴー URL 2013-10-10 Thu 21:14:24

情報ありがとうございました。拝見しました。

私は2006年夏に赤沢~城ヶ尾峠を、
2010年秋に径路を追って、地蔵平~セギノ沢~大滝峠~
東海自然歩道~新道を歩きました。
記憶はもやもやですが(笑)どちらも同行者が記録を書いていますので、
読み返すと情景がよみがえります。

そうそう、赤沢の時に初めてナツエビネを見て、
その美しさに まいってしまったのでした。
たぶん今はもうないでしょうね。

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