Home > 2010年 秋の丹沢 > 寄沢で「山ボーイズ」に出遇う

寄沢で「山ボーイズ」に出遇う

 
▲ 白と緑とカールが美しいが、迷路のような寄沢上流部を行く / Sさん撮影



今日は全体的に曇り空だが、
雨山の上空あたりだけ、ガスがかかっている。
何だかデキスギ~!と思うのだけど、
もしかして“最初に雨雲ありき”で、この名が付いたのかもしれない。



檜岳_R



2010年9月14日 曇り一部ガス
メンバー:Sさん、はっぴー
コース :寄大橋―寄沢―雨山峠―雨山―檜岳(ヒノキダッカ)―P753m手前鞍部―中澤橋―寄大橋
     上図参照(行動時間 7時間30分)
※ 一部バリエーション・ルートが含まれているので、地形図が読め、コンパスが使えることが最低条件





                                         
3年前の6月、鉄砲沢に行った時以来の寄沢だ。
久しぶりのゲート付近には、
「やどりき水源林」「成長の森」など、
いろいろな案内板がふえて、
ずいぶん にぎやかな感じになっていた。





                       ▲ 森林事業も行われている




                       ▲ だだっ広い河原に、堰堤が何基も現れる


のんびり歩いていると、後ろから若者が二人、追いついて来た。
あれっ、さっき寄のバス停辺りにいるのを、車から見かけた少年たちだ。
聞けば、高校生で、雨山峠経由で鍋割山から小丸尾根を大倉に下るとのことだった。
軽く、挨拶を交わして、先に行っていただく。




                       ▲ 雨山峠までは、あちこちに道標がある

休みながらSさんと、
「道に迷うような所もないし、若いから足が速いよね~」
などと話していたら、先行していたはずの彼らが
後ろから、現れたのでビックリした。
場所は、上部が大崩壊地に通じる寄コシバ沢の手前の沢だ。

尾根に赤テープが付いていたので、
どうやらそちらに引っ張られてしまったらしい。
う~~ん、大丈夫かな。
ちょっと心配になりながら、
対岸のヤセ尾根に取り付いて行くのを見送った。




                       ▲ 倒木は台風9号のせいかな

われらも雨山峠に向かう。
ここにも左に、赤と黄色のテープが下がっている。






雨山峠にはベンチと道標、注意書きなど
いろいろな物が立っている。

ここで、お昼を食べていると・・・人が来た。
顔を見て驚いた。またもや、彼らではないか!?
えーー!どうして~!!

キツネに化かされたような、信じられない気分。
聞けば、寄沢上部で、またも赤テープに惑わされ、
小沢に入ってしまったらしい。
Sさんも言うように、この辺は迷路のようになっているし、
しかも、始末の悪いことに、どこでも入って行かれる小沢なのだ。

それにしても、危ない。
高校の先生に山に連れて行ってもらっているが、
二人で山に来るのは初めてということで、
本人たちも“初心者”と自覚している。

行動食は持っているが、昼食は持っていない。
2万5千の地形図と笛を持っていたが、
地形図だけでは初心者の得る情報は限られている。
エアリアを見せて、これも持つように勧めた。

彼らは鍋割山、われわれは雨山で反対方向なので、
下山コースを小丸尾根から後沢乗越経由二俣にするよう
アドバイスして別れた。
無事に下山できただろうか。




       ▲ 雨山への登り。ここから檜岳までが未踏区間




              ▲ ガスの中に大ブナが





                        
朽ちた道標には、右:秦野峠、左:雨山峠とあるが、
真中の現在地は読めない。




                      ▲ 雨山山頂(1176m)




            ▲ ブナと手前は何の木だろう、重なった葉の濃淡が美しい




      

檜岳山頂にはベンチが多い。
以前、来た時、北側の景色が良かった記憶がある。

昔は良く歩かれたルートで、ここで景色を眺めながら
ひと休みしたのかなと思う。
今は、ほとんど朽ちて壊れているのが寂しい。






ヒメシャラの大木が何本かあるが、
以前より、幹に苔が付いていて、木肌の美しさがない。






檜岳山頂の南西側のピークから、P753mに向かって下って行くと、
手前の鞍部で森林作業のため通行止め。
ピークを右側から巻いて、地形図に破線が入っている
一本西寄りの尾根を下るようになっていた。
下り立った所は、下の写真の中澤橋だった。

ちょっと林道を歩く距離が長くなったけど、
駐車した寄大橋に16時過ぎに戻った。






♪ 今日、出会ったものたち
  ・・・分からないのはキノコとツタかな


































228クサギ_R_R_R_R




スポンサーサイト

Comments: 10

相棒 S URL 2010-09-22 Wed 19:08:16

ハッピーさんヘ

写真アングル気に入りました。
ブナとガスと・・・ステキです。
目まぐるしい天気も。変化に富んで
尾根歩きも沢沿い歩きも楽しかったです。
2人の高校生には、ビックリ無事下山したかな
おばさんとしては、我子のように気になります。
                 Sより

ちしろ URL 2010-09-22 Wed 22:58:47

Sさん、夏は、もう終わりですね~
久しぶりに水から上がっての土の上は
新鮮でした(笑)
この山域も、まだまだ楽しめそうですね。

山ガールは、ポピュラーな山にいるようですが、
山ボーイは、シブイところに入りますね~
怪我や事故のないよう歩いて欲しいです。

人間の心理として、赤テープを見ると、自分の行くルートだと
思いこみやすい傾向があるかもしれません。
これは危険、コンパスで方向確認が基本ですね。

キリヤマ URL 2010-09-23 Thu 21:19:50

キリヤマです。

山ボーイズ。おお、わたしのことか。しかも道に迷っている。
(違うだろ)

雨山峠の直下は、丹沢の迷宮といわれています(わたしだけです)。
わたしも何度か歩きましたが、いつも「あれ?」となります。
さらに、いつも人から道を聞かれます。間違えて教えてしまったこともあります。

山ボーイズの高校生が、将来わたしのような道迷いのベテランにならないよう
願ってやみません。

ちしろ URL 2010-09-23 Thu 22:22:20

キリヤマ隊長

可愛くて 素直で 純情そうな感じは、
往年の隊長を彷彿とさせました。
ですから二人とも、将来、シブイ二枚目になることは間違いありません。

ルートを外しても、おかしいと思って戻るセンスもあるようなので、
きっと隊長のような大登山家になると思います。

shiro URL 2010-09-23 Thu 23:12:07

寄~雨山峠なんて、うるさいくらいに道標が立っているのにねぇ。(笑)
赤テが付いていたのは、きっと地獄崩レ沢の手前の小尾根ですね。一度興味本位で登ってみた事があるけど、ザレザレの急斜面でヒドイ目にあいました。なんでこんな所に赤テを巻いているんだろうと不思議に思った事があります。
それにしても、困った事にいるんですよねぇ・・・。やたらと赤テープを付けたがる奴。登山道につけるのは、ホント止めた方がいいと思う。最近西丹沢では、松田警察と自然教室の職員が、テープを剥がして歩いているらしいですよ。Fu社のOさんから聞きました。その事は大賛成です。丹沢の尾根は、本当に余計なテープがうるさすぎる。
小丸尾根をやめるようにとハッピーさん。母心ですか? でもナイスアドバイスかも。あそこは一箇所、判りづらい尾根の分岐が有るんですよね。きっと勘七ノ沢に引きずりこまれてしまっていたかも。
でもね。男の子は少々危険な冒険をした方が・・・なんて無責任か。
 
それにしても。丹沢を歩き尽くしているハッピーさんに、未踏の登山道があったなんてビックリです!

ちしろ URL 2010-09-24 Fri 00:38:40

shiroさん

赤テープをつけている人は、山を私物化しているのだと思います。
赤テープは、“他人”の印であり、“自分”の印ではない、ということを
しっかり認識していなければいけません。

自分は自分で歩くという意識が必要ですし、
それが出来ない人は歩かない方が良いと思います。
チョット過激かしら・・・でも、それが一つの自己責任ってものではないでしょうか。

テープ外しのこと、数年前、西丹沢自然教室のKさんが言っていましたが、
実行にうつされているんですね。

良い子の登山道、あちこちに未踏区間あり過ぎです(笑)

M-K URL 2010-09-24 Fri 01:14:48

ちしろさん
珍しくおとなしいコースをお歩きになりましたね!
ちしろさんにお勧めコースで私のコースでNO147の大ガレ左岸コースと
NO245コースのモノレール尾根があります。(下降に山ノ神土ノ沢方向の下降は
お勧めできない) いずれもAYさん先導のコースですが・・。 

だんだん紅葉の頃が近づいてきましたね。忙しくなります・・。

ちしろ URL 2010-09-24 Fri 11:45:37

M-Kさん

モノレール尾根、今年3月28日に歩かれたコースですね。
これを拝見して、当初、ここを登る予定でしたが、
現地に行ったら、やっぱり沢沿いにしようと(笑)。

No.147の別天地と鍋割山の北側、そそられます。
いずれ!!

massy URL 2010-09-24 Fri 21:30:46

以前、毎週のように通っていた檜岳界隈、懐かしく拝見しました。
檜岳は展望はありませんが、コケや緑が濃い場所で、
ガスがかかると神秘的でいいですね。

下山路に使った中澤橋へのルート、以前は鬱蒼とした植林の暗い道でしたが、
近年間伐されて明るくなり、歩きやすくなりました。
緩やかな下りなので私は下山はこのルートに決めてます。

他にも作業経路がたくさんありますので、探検気分で行くと結構面白いかもしれません。


ちしろ URL 2010-09-24 Fri 22:19:49

massyさん

本当に、この界隈、よく歩かれていらっしゃるんですね。
“別天地”までも!!
それから後沢乗越からウシロ沢を寄沢に下りてますね。
これも歩けることが分かり、周回ルートが広がります。

檜岳山稜、静かな良いコースなのに、
なぜ、あまり歩かれないのでしょう。
何だか、うらぶれた寂しい感じでした。

Comment Form
Only inform the site author.

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://hapimero.blog133.fc2.com/tb.php/34-5a0d88dc
Listed below are links to weblogs that reference
寄沢で「山ボーイズ」に出遇う from 新たに一歩

Home > 2010年 秋の丹沢 > 寄沢で「山ボーイズ」に出遇う

タグクラウド
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

Return to page top