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一年ぶりの檜洞遡行と 初めてのユーシン沢下降で周回を楽しむ




魚止滝の少し先で大岩をくぐる。



昨年、檜洞を歩いたのは4月7日。
春まだ浅く、上の方には雪も残っていたので、イガイガさんご推奨の
「白い岩と翠の水、青空に映える新緑にアクセントのトウゴクミツバツツジの濃いピンク」
には、ほど遠い世界だった。

日帰りで、往復の林道歩きと檜洞の長さを考えると弱気になるけれど、
ユーシン沢も覗いてみたい気もあり、新緑にトウゴクミツバツツジの世界へGo!

帰宅後、写真を比べてみると、季節の差だけでなく
渓相や感じがずいぶん違っていたのでビックリだった。
いつも同じだと思う固定観念があるけれど、山は自然力によって
常に変化しているというのが当たり前なんだな~と改めて実感した。




檜洞・ユーシン沢




2013年5月25日 曇りのち晴れ

メ ン バー: イガイガさん、はっぴー

コ ー ス :玄倉林道ゲート―ユーシンロッジ―檜洞―ユーシン沢出合(友信沢)―ザンザ洞出合(山三郎沢)
       ―奥魚止滝―経角沢出合―金山谷乗越沢出合―金山谷乗越―ユーシン沢源頭―滝場―檜洞出合―
       ユーシンロッジ―玄倉林道ゲート         (行動時間:およそ11時間20分)
 
     ※ コースは上図参照:歩く場合、地形図が読めコンパスが使えることが最低限の条件




朝は曇っていて、青空は無理かな~と半分あきらめていたのだけれど、
玄倉のゲートに着いたころには陽も射してきた。
これなら期待できそうだ。

玄倉林道を歩くのは、秋につっちーさんと逆木丸に行った時以来だ。
あの時は法面の工事中だったけれど、きっともう完成しているだろう。
この林道は使用率が高いのではないだろうか、
今朝もかなりの数の車がゲートの手前に止まっていた。

以下4枚はユーシンロッジまでの写真。


毎回、通るたびにこの水の色に感動する。今日は「幻の滝」も一段と迫力ある水量で落ちていたが、
木々が邪魔になって写真はうまく撮れなかった。




終わった法面工事の一つには草が植えられていた。他の箇所ではクローバーが植えられていた。



このトンネルはゲートから7番目の隧道。短いけど、ひびが入っていて通るのがチョット怖いかな。



スッキリとした青空がフジの花をひきたてているね。



ユーシンロッジで沢装備になり、前回と同じように取水施設の管理道から堰堤を3つ、
垂直の鉄バシゴで越えて沢に下り立った。

少し行くと最初の滝。
ここは、去年、もっと手前から水があって淵も深く、
少し戻って左岸径路に登り返したのだった。

今年は淵が少し小さくなっていたので
一歩足を入れれば右の斜上する岩に取りつけた。
その先は下に下りられそうで下りられず、
付いていた頼りなげなロープにつかまって上の岩場を登った。

右上からトラロープ風のものが下がっていた。



その後も、いくつか「ここ、こんなだったっけ!?」と分かる変化もあったが、
帰宅後、前回の写真と見比べてみて、その場ではスルーした変化も見つけた。

去年と今年では、およそ1か月半の季節のずれがあったことや、
再訪する間の自然力による変化などから、印象がずいぶん違っていたので、
以下、何か所かの写真を比べながら・・・・

それにしても、自分だけかもしれないけれど、同じ場所で撮っている写真が意外に多いものなんだね(笑)


比較(1)・・・左:去年 右:今年。ここで去年、沢に戻り小川のような中をジャブジャブ歩いて進んだのだったが、
今年は深くなっていたので左の土手状を歩いた。春深いと緑が濃ゆい。




比較(2)・・・上:去年 下:今年。比較(1)の写真の奥に写っている大岩だ。去年は雪が残っていた時期のせいか水量が多く、
濡れないように右の大岩に登るのがチョット大変だった。今年は楽~!といってもお助けシュリンゲのお世話になった。

061あ



ここは変わっていない。



光きらめく ゆらゆらと~



この崩れは去年もあったのかな?



比較(3)・・・魚止滝。バックの木々と水量の違い。



ああ、きれい!緑の渓流を愛でながら行こう。



通称「ミニ吹割滝」も水量が少ない。水量が多かったからなのか、去年は水際の茶色の苔?はなかった。
この先でユーシン沢が出合う。




ここまで来る間も、檜洞とユーシン沢をどう周回するか、
要は、どっちを登りに使うか迷いながら結論が出なかった。
檜洞の兄弟分のようなユーシン沢は初めてなので登ってみたかったのだけど、
現地の分かれ目にきたら、やっぱり開放感の大きい檜洞におのずと足が向いたのだった。

比較(4)・・・躊躇なく檜洞に進んだ。4月初めはまだ「白い世界」。今回は「緑の世界」。正面の滝に注目すると・・・
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比較(5)・・・去年、滝つぼにあった大石が下流に転がったらしい。1年の間に集中的なゲリラ豪雨があったのだろうか。
木だけでなく苔まで新緑になるんだね。




比較(6)・・・ナメが続く雰囲気の良い所も感じがずいぶん違うね。ここは白と澄んだブルーの早春の美しさに一票かな。
103あ



比較(7)・・・縦と横の写真で比べにくいけど、イガイガさんがへつっているので多少分かりやすい。
手前小滝の下の段差が埋まって、釜が広くなった。こんな変化は写真を比べないと気づかないね。

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はい、ちょっと ひと休み~♪ 目測で四畳半もある仮称“ひるね石”に横になると最高にいい気持ち。



比較(8)・・・茶と白から緑と白の世界へ。他の変化はなし。
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去年の「アンコウ岩」は気づかなかったけれど、大石(岩?)がゴロゴロしている。
こんな大きな石、どこから転がってくるんだろう!?こういう所は体力消耗するので苦手だ~




新緑のかげにガレ場が見える。こういう所から落ちてくるのかな~



比較(9)・・・奥魚止滝の手前の滝。去年も感じが変わったと
イガイガさんが言っていたけど、今年も去年と感じが違う。
釜が浅くなったのかな~迫力がなくなった?

132あ



ここで休憩中に、
駐車地で隣にいて、遡行中にも時々姿が見えた若い男女が追いついてきた。

今までは挨拶程度の軽いやりとりだったので分からなかったのだけど、
男性はあっきーさんというハンドルネームで、イガイガさんとブログ上でお知り合いの方だったと
ここで判明、お二人は一気に滝談義で盛り上がっていた。

詳細は下記イガイガさんの記事でどうぞ。

http://igaiga-50arashi.at.webry.info/201305/article_6.html


この上の奥魚止滝の写真撮影後に、来た渓を戻られるというお二人に別れを告げて
ひと足 先に上に上がって、中段のナメと上段のヒョングリ滝を楽しんだ。


比較(10)・・・少し角度が違うけど、比べると大きな変化はない。推測だけど、石が落ちてきても
ここにはとどまらず、もっと下まで転がって行くのでは?ここは緑がアクセントになる今ごろがいいな。

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比較(11)・・・一番上のヒョングリは、去年より力強い角度で美しい弧を描いていた。あーあ、もっとうまく撮りたかった グスン。
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奥魚止滝の上は、ひたすら我慢のガレ場歩きが待っている。黙々と高度をかせぐのだ。
でも、楽しみがないわけではない。1000mから上に見られるというトウゴクミツバツツジの
華やかなピンクが新緑の中、輝いている。これを見るのが今回の目的だったので嬉しい。




あちこちからガレが押し寄せてきている感じに圧倒される



これは去年見た“馬のオブジェ”だろうか???



経角沢出合も荒涼としている。



まだ崩壊は進行中だ。



ようやく金山谷乗越に到着。ここに着くと達成感があるので、いつも気持ちがハイになる。



稜線に出るとすぐ、見事な花付きのシロヤシオが1本、満開で労をねぎらってくれた。やっぱり白もいい!!思わず感嘆の声をあげた。



葉っぱの縁どりがかわいいんだね。これ、けっこうお気に入りだ



さぁ、ここから神ノ川乗越までの稜線歩きかと思っていたのだけど、
地図を見てイガイガさんがそこまで歩かないで、金山谷に突き上げてる左側の沢筋から下れば
時間短縮になると言う。うん、確かにそうだ!

ということで、すぐにユーシン沢の下降に入ったんだけど、
登ったと思ったら即 下ることを残念だ~!という気持ちが少しばかりあった。


最初はゆるやかな傾斜だけど、気をぬいてはいけないのだ。



以下、ユーシン沢風景


















これが唯一難しい滝だった。下から見て左側の灌木の中を懸垂下降した。



灌木はあるけど、かなり急だった。途中からトラロープが出てきたけど、下降の場合には役に立たない。



さらに下りると この滝があった。ここからは もう危険個所はなく、石小屋沢出合の向かい側から径路に入り、ユーシンロッジまで。



無事にロッジに戻って ほ~っ!あとは定番の長~い林道歩きだけだ。



沢の下降は神経を使う。
幸い、檜洞もユーシン沢も滑りにくい石だったけど、石ゴロだったのでけっこう疲れた。
重い足に鞭打って、せっせ せっせとゲートをめざした。

すると途中で前を行く男女に追いついた。
あれれ、奥魚止滝手前で別れたあっきーさんたちだったのでビックリー!
なんとお二人はザンザ洞にも寄り道され、思う存分撮影をされたのでこんな時間になったらしい。
一日に二度もバッタリだなんて♪二度めは親近感と懐かしさを伴ううれしさだった。


まだ、冬の様相を呈した4月初めの檜洞も、サッパリとした透明感があって好きだけど、
茶色の苔?が目立つものの、この新緑とトウゴクミツバツツジと白石の季節もやっぱりいい。
夏の広いゴーロ歩きはジリジリと照りつける日差しで、暑いのだろうなぁ。
秋の紅葉に彩られた渓は、また違った魅力を惜しげなく見せてくれるのだろうか。
いずれにしても、檜洞には青空が良く似合う。



≪ 本日の出あい ≫

コゴメウツギは可愛いな



ヒメレンゲはこの時期、沢沿いでよく見かける



シコクハタザオはチョウチョみたいだ



やさしい色のヤマツツジだね



マルバウツギ



ジシバリは時々ジバシリって言っちゃう



ガクウツギ



オタマジャクシ~♪



ミヤマハコベ



ヘビイチゴ



クワガタソウ



ブナの若葉がりりしい



トウゴクミツバツツジのアップはあでやかだなぁ









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Comments: 6

レガー URL 2013-06-06 Thu 08:19:37

「比較4」の上部、小滝と釜の連続する所良いですよね。
どこの沢もそうですが、檜洞は特に緑が似合いますね。
水量が物足りない事も補ってしまうほどです。

イガイガさんの写真にチラッと写っていましたが、
アンコウ岩も健在だったのですね。

はっぴー URL 2013-06-06 Thu 19:12:18

レガーさん

檜洞の良いところは奥魚止滝の上まで?
その先のゴーロ歩きはカットして、右か左に逃げたいところです(^^)

「大岩が重なる明るく開けた沢が続く。」の左の写真ですね。
気がつきませんでしたが、今、確認しました。m(_ _)m

イガイガ URL 2013-06-07 Fri 05:50:24

ホントだ、同上です。
自分でアンコウ岩を命名しておきながら気がつかなかった。

去年は遠くからでもアンコウに見えていたんだけど・・・
手前の岩場の変化に気を取られたようです。

はっぴー URL 2013-06-07 Fri 11:44:26

改めて、去年の自分の記事とイガイガさんの今回の写真を見比べてみました。
すぐ回りの岩の配置は変わっていないのに、どうして見落としたのか不思議です。
というか、
私などは、“存在自体”忘れていたのですが(^^;
おっしゃるように、岩場の変化の方に関心が移っていたのかもしれませんね。

それにしても、レガーさんの“おそるべき観察眼”には、
これまでもたびたび驚かされています♪

kantarou URL 2013-06-09 Sun 23:46:59

圧巻の迫力レポートに感嘆!!!  ますます意気軒昂ですね。
ブログ更新をいつも待っております。お気をつけて。

はっぴー URL 2013-06-10 Mon 13:13:07

kantarouさん

いつも励ましコメント、ありがとうございます m(_ _)m
私も貴ブログを楽しみにしています♪

手抜きの写真、いいかげんな文章、息も絶え絶えのUPで
恥ずかしい限りですが、今後ともマイペースでやっていきますので、
よろしくお願いします。

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