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浄発願寺奥ノ院訪問と シ〇ミ尾根(仮)探しを楽しむ

  


▲ 二人で ここだろうと判定して、仲間うちでは「シ〇ミ尾根」と呼んでいる急斜面を下っていく




初めてこの周辺の地図を見た時、なぜこんな山の途中にお寺のマークがあるのか
とても不思議に思った。
それが「浄発願寺奥ノ院」で、一度、訪ねてみたかったけれど、なかなか機会がなかった。

少し前、「あばら写真館」のよ~かんさん撮影のお写真を拝見し、
行ってみたい気持ちが強くなったのだけど、何だか不気味そうな感じの所に思えて、
怖がり屋の私一人では とても無理そうだった。

今回、つっちーさんが付き合ってくれるというので、
あとのコースはお任せして、じっくりと見学してきた。

軌跡が、“ネズミがつまずいてコケタ~”みたいになっちゃったのがチョット楽しい♪





浄発願寺1




2012年4月18日 晴れのち曇り
メ ン バー: つっちーさん、はっぴー
コ ー ス :ふれあいの森日向キャンプ場駐車場―浄発願寺奥ノ院―梅ノ木尾根―二ノ沢の頭―大沢分岐
       ―P778m―シ〇ミ尾根(仮)チョコット下降―大沢分岐―二ノ沢ノ頭―鍵掛沢左岸尾根
       ―駐車場                                 (行動時間:およそ5時間)
 
        ※ コースは上図参照:地形図が読めコンパスが使えることが最低条件





▼ 駐車場から戻るかたちで入口に向かう。少し葉が出ているけれど、林道沿いのサクラがまだ綺麗に咲いていた




▼ 説明を読んで初めて、こういう歴史のあったお寺だったと知った




よ~かんさんの「かげ」の作品では怖い感じだった六体の像。
頭部に石の置かれた状態も、朝の光の中では 思っていたほど異様さが感じられなかった。

だけど・・・・
ほとんどが不完全な状態の 数多くの石碑や石仏が安置された広い場所は
なんだか気持ちが落ち着かない。そそくさと右の階段に向かった。

右奥の階段前に「山門跡」の説明があった。



▼ ここが入口。左手に「閻魔堂」があったが、関東大震災の山津波で流失したそうだ。今は東屋がある




▼ 上の写真で、つっちーさんが佇む後ろに、この六体の像があった。もっと奥にあるのかと思っていた




右側の沢中に石積み堰堤がいくつも現れ、
道の両側には石碑や石仏が近い間隔で安置されている。

植林の中、素朴で年代を感じる石の階段が続いている。
もし一人で、お天気の悪い時や夕暮れ時に歩いたら
やっぱり薄気味悪く感じるだろうな・・・・今日は、健全?で良かった。



▼ こんなふうに、「堂宇跡」に行くまでに数ヶ所に安置されていた




▼ 53人の罪人が一段ずつ築いたという石段。この上に堂宇跡が




▼ 昭和13年の秋まで、ここに本堂が、右上の植林の所に廊下、居間、庫裡があった




▼ 説明板




▼ 説明板 配置図と見取図。建物の両側と裏を水路が囲んでいた




▼ 庫裡跡。「お十夜法要には数百人の食事を用意したり宿泊所にもなったので茶の間・居間を含め約140坪あった」そうだ




本堂跡から左側の水路をまたいで、すぐ安産信仰の「子安地蔵跡」と、
名古屋城主 徳川綱誠とその夫人が奉納した鐘があった「鐘楼跡」が現れ、
その先は谷側にロープが張られている しっかりした山道が続いていた。



▼ 4分も歩くと「奥の院の岩屋」だ。左の穴が岩屋で何やら音がしていてビックリ!周りにあるのは墓石などらしい




▼ 説明板




【 神聖な岩屋内は一般人の立ち入り厳禁の聖域だった。
  男の駆け込み寺で有名な浄発願寺は字の通り、浄(きよく)発願する寺である。
  但し放火・殺人等は入山禁止であった 】

の部分が印象的だった。
どういう意味だろう?と思っていた「浄発願寺」が分かってスッキリ。

この岩屋と「弾誓上人」については、城川隆生著「丹沢の行者道を歩く」にも記述があったので、
興味のある方は どうぞ。



▼ 岩屋内部は「この世の浄土」だそうだけど、怖くて中には入れなかった。バケツなどがあり掃除されているようだ




少し道沿いに行ってから二ノ沢左岸尾根に乗るために急登を這い上がる。
このへんでヒルとダニを発見。とたんに、つっちーさんの士気がダウン~(笑)
被害がなかったのが幸いだったね。

梅ノ木尾根に合流し、二ノ沢ノ頭を通過し大沢分岐をめざす。



▼ 二ノ沢左岸尾根に見事な大木があった。ヤマザクラかな?




▼ 梅ノ木尾根から大山三峰を見る




登山道に出ると、キブシ、マメザクラ、アセビなどが咲いていたけど、
ミツバツツジは まだやっと いくつかほころび始めたばかり、ここの春はこれからのようだ。

大沢分岐を過ぎ、P778mに近づくと右側に出ている尾根に注意して、
どれが目的の尾根か、二人で検証しながら歩いた。

1本目、2本目、3本目。さて、どれだろうか?
これっぽいかな?と思いながらも、イマイチ確信がもてないので
P778mまで行ってみることにした。

ここで時間もちょうどランチタイムだったので、
腹ごしらえをしながら策を練って、さぁ仕切り直しだ。

2本目の尾根が出ている所には、木に白いビニールテープが巻いてあったけど、
どう見てもこれは違う。目クラマシ~?

やはり、一番下の尾根が それっぽいということで、入ってみることに。
細尾根&急斜面の未知尾根なので無理はせずに、ここはあくまで“偵察”だ。

下ってすぐに、右からトラバース気味のトレースがあった。
さらに、大きな倒木をヨイショと越えて進むと、小さな尾根の分岐。

う~ん、ここは地形図では左のはずだけど、急斜面のザレだったので、
無理はしないで、引き返すことにした。

自分の遊びごときで、もし何かあって人様にご迷惑をおかけするのは本意じゃない。
帰ってからロガーの軌跡で確認し、機会をみて登りで歩けばいい。

登り返しで さっきのトラバースを追うと、登山道に出た所に赤テが付いていた。
「なーんだ! だから尾根 直のトレースが ほとんどなかったんだね~」
と、つっちーさんと話した。



▼ 途中に古そうなビニール赤テ。あんなに上に付いてるのは木が伸びたから?




▼ 倒木を乗り越えて、さらに下るも・・・・急斜面のザレになり引き返す。強行突破もチラッと考えたけどね




▼ トラバースの踏み跡で登山道に引き返したら、入り口に赤テがあった




はい、これで今回のミッション完了!
あとは、ニノ沢ノ頭まで戻って、鍵掛沢左岸尾根を下るだけだった。



▼ 鍵掛沢左岸尾根を下って、ここに出た。汚れたドロを洗い落として駐車地に戻った




今回もショートコースだったけれど、
つっちーさんのおかげで、気になっていた浄発願寺奥ノ院を初訪問できてラッキーだった。



≪ 本日の嬉しい出遇い ≫

▼ フデリンドウ。ハルリンドウと似ているが、フデリンドウは
  根元の葉が広く卵形で厚味がある。ハルリンドウの葉は細い




▼ オトメスミレ。タチツボスミレの品種で距が少し紫色。距も白ならシロバナタチツボスミレ
                ※ 「距 キョ」とは、花の後ろに飛び出た部分のこと




▼ シキミ。木のイメージより、優しくはかなげ?な花




▼ 沢沿いにヒメレンゲが、もう咲いていた














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Comments: 8

シチミ URL 2012-04-26 Thu 22:59:29

自分が思う丹沢で1番!!ヒルが多い場所は
クアハウス山小屋から奥ノ院までのルートです!(^^;)

被害が無くて良かったですね~。

あの辺り、熊コーもね、1番多い場所だと思ってるんですよ~。
1日に2度も至近距離で遭遇した事も。。。

に、しても 史跡の上に材が。。。  みっとも無いですね・・・ なんでだろ???

例の尾根、松の倒木は随分朽ちましたね~。

倒木の上下に東側(右側)への支尾根が有りますけど、
どちらもガラガラ立木無しで、なかなかシビレさせてくれますょ~(^^;
下りには不可かも~。。。

今日もダニがお腹に喰い付いてたシチミでした~(^^v





はっぴー URL 2012-04-26 Thu 23:45:12

シチミさん

ホントですか~!?
知らないということは“無敵”ですね (^^;

私はヒルは意外に平気なんですよ。
あっ、でも突然、手にくっかれてた時は悲鳴あげましたけど (@@) エヘヘ

熊も一番多いって、「クマ注意!!」の看板、全然ありませんでしたよ (`ヘ`)
もう ここ再訪はナシですね。

“史跡”を保存している割には、中途半端な感じですね。
やるならもっとチャンとやればいいのになぁ・・・なにか事情があるのかな

ヒルがいなくなったら、シビレに行ってみますね。

また、ダニにお腹を貸されたのですか (^^)
昨日、西丹でダニいっぱい付かれましたが、み~んな掴んでポイして無害でした~ (^^v

つっちー URL 2012-04-27 Fri 07:12:47

あの尾根はそんななんですか
引き返して正解でした。

それに日向の駐車場あたりは、そんなに熊がでるような感じはせず
明るく開けていて、人も車も大勢でした。
やはりいるんですね。
それにヒルにはテンション下がります。
暫くは東には近づけません。

軌跡のねずみかわいく笑えます。
ミニミニルートお付き合いありがとう!

私もダニ無害でしたよ。ホッ。

はっぴー URL 2012-04-27 Fri 08:36:50

つっちーさん、こちらこそ、奥ノ院、お付き合いありがとう!

あの尾根の途中から右の支尾根に行くとシビレルそうですよ。
(シチミさんからの裏情報)
われらは左でも十分シビレそうなので、今度、ヒルがいなくなったら行ってみましょう。
すりばち広場も、あれ読んだら、もう一度行ってみたくなりました。よろしくね♪

den URL 2012-04-27 Fri 23:39:41

はっぴーさん、
フデリンドウ/ハルリンドウの情報、ありがとうございました。葉っぱが丸く、厚みがあるのがフデリンドウですか。私の見たのも、フデリンドウかなと思います。
小さくてよく見落とさなかったものだと今更ながら思い出します。

浄発願寺奥ノ院は、行ったことないですが、確かに不気味な感じですね。

はっぴー URL 2012-04-28 Sat 13:29:14

den さん

ハルリンドウは陽当たりの良い湿地に生えているようで、
フデリンドウよりは、見る機会が少ないそうです。
ハルさんは「かながわの山に咲く花」には載っていませんね。


浄発願寺奥ノ院は、よ~かんさんのブログで知ったのですが、
明治維新の廃仏毀釈によって貴重な文化遺産が破壊され、
さらに昭和の山津波によって諸堂宇が潰滅してしまったのだそうです。

現地に行ってみると、確かに、途中で否応なく寸断されてしまったような
そんな様子を感じました。

よ~かん URL 2012-04-30 Mon 22:18:24

はっぴーさん、こんばんは~♪
奥の院、行かれたんですね~ ここはホント天候状態によって、雰囲気が
ガラッと変わります・・ 堂宇跡の木材ですが、去年の10月に行った時は
台風の影響だと思うんですけど、周りの針葉樹が倒れまくっていたんです。
53段の石段なんか幾重にも木が重なって倒れていて全く通れず、仕方なく
右側の斜面を迂回した程です。こんな状況だったので、多分それを片付け
ている途中の状態なんじゃないでしょうか。

私はこの後、破線通りに歩いて、日向山に行ってみました。
もうヒルですか・・・ もうその辺りは涼しくなるまで行けませんね(泣)
しかし、軌跡、ホントにネズミがこけた感じですね(笑)

はっぴー URL 2012-05-01 Tue 12:13:50

よ~かん さん
お天気の良い日、明るい朝の光の中、行ってまいりました。

よ~かんさんの芸術的世界からは ほど遠い、
ふつーの観光案内のような写真の羅列になっておりますが(笑)
「百聞は一見に如かず」、現地を拝観して一番感じたのは“無常”でした。

元の状態を知らないのですが、
確かに去年の10月撮影のお写真では、もっとひどい様子でした。
少しずつ手が入っているのですね。

私も以前、日向山までは行ったことがありますが、その先は歩いていないので
機会があったら行ってみたいと思います。
ひっかかっていた懸案事項が一つ解決でき、感謝しています m(_ _)m

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