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秋の気 漂うヤシロ沢右岸尾根から 女郎小屋ノ頭を再訪 ②

                              ① からの続き



登り始めたルンゼは下記の写真のように下が岩盤。
最初は傾斜も さほどではなく、スイスイと行ったのだけど
上が見えて、そこが東沢乗越だと分かった辺りで、Yさんと私は行きづまった。

真上が少しハングっているので右に逃げて登るのが良いと、
先に上がったBさんのアドバイスだったが、初めの一、二歩の手掛かりがなく
しかもザレた急斜面なので、置いた足が滑って怖い。

思案の末、YさんのシュリンゲをBさんに上から下ろしてもらってクリアーしたが、
思わぬ所に伏兵ありで、思ったより時間をとられてしまったのだった。



▼ 下に見える同角沢から このルンゼを登ってきた








しかし、上がった所はBさんの予想通り、東沢乗越だった!
ここから先は10月4日につっちーさんと歩いたコースだ。

ドジをふんで写真が撮れなかったのが残念だったけど、また来られて嬉しい。
今日はバッチリとるぞ~!と張り切ったのは言うまでもない。



▼ 乗越からモチコシ沢ノ頭に向かう





シロザレの細尾根を南に向かって登ると、ほどなくモチコシ沢ノ頭。
先日、つっちーさんが見つけて枝の又に差し込んだ木切れが、ちゃんとあった。

私は、これをイガイガさんと来た時に見た断片が更に小さくなった物と、
信じて疑わなかったのだけれど・・・

数日後、この日のイガイガさんの記事を拝見したら、
以前の断片のままで写真に写っていたのでビックリ!!!

一瞬、わけが分からずパニックになったけれど、
ロープでくくりつけた断片はチャンと健在で、
つっちーさんが見つけた物は、同じ道標の別の断片だったと判明した。

う~~ん、それにしてもこんなに目立つ物に気がつかなかったなんて
げに思い込みとは恐ろしや・・・である。
次回、行った時には、両方しっかり確認してこなくちゃ。



▼ これは つっちーさんが見つけて木の又に挟んだ断片





さて、ここからの下り、10月4日の記事にも書いたけれど、要注意箇所だ。
つい地形優先で歩きやすい方を選んでいると、RFがおろそかになって
間違った方向に引っ張られてしまいそうな感じ。

私のイメージとしては、こんなエリアに入るのは初心者ではないだろうし、
地形図も読める方だと思うのだけど、
遭難が多いというのは、やっぱり怖い所なのだなーと思う。

コンパスをしっかり合わせて、右側を意識しながらしばらく下って行くと、
右側にポリプロピレンの赤テープが下がっているのが見える。
そっちに向かって、急斜面を慎重にトラバースしてヤセ尾根に乗れば、ほっと ひと息だ。



▼ 色がぼやけているけど、まん中の細木にテープがついている





地形図では、女郎小屋ノ頭までの稜線上の等高線がゆったりしている。
でも、この山域はゆったり表記の所こそ怖いのだというのが私の感想。

「東沢乗越~女郎小屋ノ頭」間には、急峻でヤセ尾根の急下降と登り、
鞍部は狭く両側が切れ落ちている白ザレの所がある。

大タギリや女郎小屋乗越ほどではないにしても、
数ヶ所は緊張しながらの歩行を強いられる所だ。



▼ 地形図では小広くなっていても実際はズレがある所も・・・【Bさん撮影】



▼ 女郎小屋ノ頭が見えた





私は2回登っても気がつかなかったのだが、Bさんは
「女郎小屋ノ頭に登る所が、逆に向こうから下ってくると一番いやらしそうだった」との感想。



▼ この写真は今日 下ってきた方向を振り返って撮影したもの





女郎小屋ノ頭に到着。美しいブナが数本あって好きな所だ。
今までの緊張感から解放され ほっ~~としていたら、大きな足跡を数個 発見!
形によっては再び緊張していたかも(笑)






▼ 秋の陽を浴びながら、ひっそり静かな尾根歩きを楽しむ 【Bさん撮影】





さて、今日の目的の最後の一つが待っている。
下記、4日に歩いた時の記事にいただいたM-K さんの書き込みを、
一部そのまま引用させていただくが、このリベンジがしたかった。

【日向山。モミの木鞍部から上がって行き柵に当たって右に進み・・、
 この先でちょっと手こずりましたね。
 あそこは柵にサンドイッチされながら登るのが楽しいんです。

 戻りますがモミの木鞍部の手前に白ザレの雰囲気の良い尾根があったでしょう・・】
 
前回は夢中だったので、ほとんど記憶にない「白ザレの雰囲気の良い尾根」を
見落とさないように歩いて行くと、あった!これだね~!!

なるほど、M-K さんの言われるように良い尾根だ。
西側に広がる景色を眺めながら日向山に向かった。








モミのある鞍部へ下り、そこから登り返しが70m。
前回はシカ柵が出てきて右手に逃げた所を、今日はジッと我慢で直登した。

登りきってみると、シカ柵が一部凹んで またげるようになっていたので、
「お邪魔しまーす」とつぶやいて進入すると、中は自然林のピークだった。






▼ シカ柵内に入って、振り返って撮影



▼ 思いがけず富士山がうっすらと見えたのでメンバーから歓声があがった





右側にM-Kさんの言われた二重のシカ柵があった。
しばしサンドイッチされながら歩くも、だんだん狭くなって鉄条網が危ないので、
右側の柵を越えて数歩進んだら、見覚えある「日向山」の山名板があった。











日向山南尾根のシカ柵内に入る前に、最後の展望を楽しみながら山座同定。
・・・くれなずむ山々はやさしい感じだね。








これで、今日のミッションは全て終了。
あとは仏岩まで怪我をしないように下ること。

前はもっと暗かったのか、それとも余裕がなかったのか・・・両方かもしれないなぁ。
日向山から先の林相を、よく覚えていなかったのだけど、
今回 歩いてみると ここも自然林、見事な大木もあって
上部ほどではないけれど、なかなか良い尾根だった。











朝 通った新青崩隧道が見えてくると、もうすぐだ!と嬉しくなるけど、
階段が急なので慎重に川原まで下りた。






▼ 最後は急下降なので慎重に 【Bさん撮影】





今日はやっぱり水量が多い。
林道へ登り返す手前の徒渉も、靴を脱がなければならなかった。

流れが速いので、Yさんとお互いのザックの肩ひもを持ちあって渡った。
やっぱり素足の徒渉は足の裏が痛くて、飛びあがりながら歩いた感じ(笑)



▼ 靴脱ぎ徒渉は本日2回目 もうこりごりだ~ 【Bさん撮影】





登り始めの所には、先日のシカの屍がそのままになっており、腐臭がきつかった。
様子も変わっているとBさんが言っていたけど、
私は見ないようにして林道まで上がった。

さぁ、ここからは早歩き、時に小走りで駐車地へと急ぐ。



▼ 中の3つ・・・左から芋ノ沢ノ頭・大タル丸・女郎小屋ノ頭に別れの挨拶。また来るね!





途中で、奥へ入る工事関係車とスレ違った。
その車が用事が済んで追い越して行き、ゲートの所に停まっていた。
これから帰るという感じだった。

Bさんが挨拶をして先に通り過ぎ、Yさんと私もあとに続いた時、
「乗って行きますか?」と運転手さんからやさしいお言葉がかかった。

かつて このような経験がなかったので、一瞬ビックリして固まってしまったが、
すぐに3人は我に返って、感謝感激したのだった ♪

このラッキーにより、本日の山遊びは とてもハッピーに終わったのだった。

Bさん、Yさん
一部危険ルートありの山遊びにお付き合いいただき、ありがとうございました。












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Comments: 2

M-K URL 2011-10-28 Fri 21:47:42

はっぴーさん

完成おめでとうございます。素晴らしい一本ですねー! 私のコメント探索も交えて下さり、ありがとうございます。「鞍部から70m登り、柵に当って」のところ。柵を越えずに右手に進み、柵が左折してピークに向うのに沿うのです。新しく柵が出来たのかも。(はっぴーさんは凹部から入られてジッと我慢で直登とあり、その先にピークがあってその後で右手の柵サンドイッチに入られた・・、のですね) 少しだけ別ルートだったようです。サンドイッチが遂に出来なくなって右外に出て、少し登れば日向の頭・・、は同じです。 鞍部手前の白ザレ尾根・・、いいですよね~! 帰路、車に便乗!はっぴーでしたね~。

はっぴー URL 2011-10-29 Sat 23:02:21

M-K さん
返事が遅くなって申し訳ありません。

今回、ご推察どおりのプロセスでした。
日向山の山頂は植林かと思っていたのに、
自然林だったので意外!嬉しくなりました。

本日も玄倉でした。朝と夕方、意外な行列に出くわして
ビックリしました。

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