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緑したたる山中を 地蔵平から日影歩道で屏風岩山へ


▲ 一般登山道と合流する950mピーク付近に美しい大ブナがあった(Tさん撮影)



毎年 春に行っている丹沢の定点水質調査の採水で地蔵平に行った。

去年までは浅瀬から車で入り、切通沢と二ヵ所同日にできたのだが、
今年は林道が通行不可で、日が別になったので、私はこちらだけに参加。
どちらも徒歩での入山となった。

当初三人の予定だったのだけど、雨天で実施予定日が変更になったために、
Tさんと二人で行くことになった。

せっかく行くのだから、まだ歩いたことのない日影歩道を歩いてみたい。
笹子大滝も見てみたい。
と楽しみに出かけたのだけどね~








2011年6月4日 晴れ
メ ン バー: Tさん、はっぴー
コ ー ス : 上ノ原神社前にP―二本杉峠―千鳥橋―地蔵平―日影歩道―950mP―
        昭文社エアリア赤破線登山道―屏風岩山―東峰―笹子沢右岸尾根―
        580mから南西方向に延びる尾根を笹子沢に下降―上ノ原神社
                                       (行動時間:7時間30分)
 
                       ※ コースは上図軌跡参照(途中までロガースイッチ入れ忘れ)
                         地形図が読めコンパスが使えることが最低条件




今日は久しぶりに爽やかなお天気で気持ちがいい。

誰もいないだろうと思っていたら、神社前にバイクの男性がお一人。
われわれが仕度をしている間に、二本杉峠の方に向かわれた。

二本杉峠までは ほとんど植林でガマンの道だけど、
それでもこの季節は明るくて 歩くのがあまり苦にならない。



▼ 途中にヤマザクラの大木、花期は見事だろうな



▼ 二本杉峠もお天気だと明るい感じなんだね



▼ 以前は、道志歩道の入口となっていた 次の鞍部まで偵察に行ってみる(T)



昨年の10月に歩いた時、同行者から
「以前は、屏風岩山へ行く尾根道も、最初は道志歩道を少し行って、
途中から分かれるようになっていたのを思い出した」と連絡があった
と追記した。

今回、そこまで行ってみることにした。
要は二本杉峠の北の小ピークを、以前は巻いていたのを
峠から直に越えるようになっただけだった。
納得して戻る。



▼ エゴノキの白い花で周りが明るい。花明りだ



千鳥橋に続く大杉歩道は、一部で7ヶ月前より道がたが浅くなっている感じだった。
また、前にも書いたように何ヶ所か崩れもあるけれど、
Vルートを歩く人なら問題なく千鳥橋に出られるだろう。



▼ 千鳥橋のそばの水たまりは オタマちゃんで真っ黒クロ。



▼ 大又沢をバックにヤマツツジの朱が鮮やかで、濃緑がそれを一層ひきたてる。ハッとさせられる美しさだ



▼ まばゆいばかりの緑の洪水に 気持ちが浮き立つけれど・・・



▼ 車が入らない林道は片づける人もいないので、落石が増えているようだ



▼ お地蔵様のお住まいも緑色、初夏の装いかな



yamanoko さんが、2006年3月25日に歩かれた記事に

【お地蔵様が今の位置に移る前は、セギノ沢とオバケ沢が合流する場所の
セギノ沢寄りの「マルサン平」といわれている場所にあったそうです。

当時の子供は、お客から地蔵平のいわれであるお地蔵様の案内を頼まれると、
泣く泣く遠いマルサン平まで案内したそうです。

そんな訳もあって現在の位置に移しました。】とあるのを見つけた。

地図で確認すると、これはセギノ沢とバケモノ沢(地蔵沢)の出合のことのようだ。
「西丹沢頂稜河川土地名称図」に「マルサン平」が載っているが、
確かに地蔵平より奥(北)で、子どもにとっては大変だったのだろう。



▼ 地蔵平も すっかり初夏の雰囲気だったが・・・正面左奥は大界木山



最初に足を踏み入れて、違和感を感じた。
なんとカヤトがすっかり刈り払われて、まるで散髪したてのようだ。
私は秋の方が風情があって好きだな~

さて、まずは、お仕事を済ませよう。
左手の沢に下り、城ヶ尾峠に渡る地点で採水した。
気温と水温を計り、任務は無事終了。
今日は24度もあって暑い。

時計を見ると、ちょうど12時半なので ここでランチタイム。

食後は少し来た道を戻り、道志歩道と共通の入り口を進む。
816mPから出る尾根の一本めを巻いて、二本めの尾根で
日影歩道は816mに向かって登っていく。

少し、道志歩道の方の様子を見に行ってから、日影歩道を辿った。



▼ ここが入り口。ハッキリした道がついている



▼ 二本めの尾根の東側を行き、この窪みを渡って右上に登る所だけ少し悩んだ



▼ 816mPから続く尾根に乗る所。これを右へ



▼ 歩道は左に向かって続くが、途中が崩れているらしいので尾根上を行く



ずっと植林の中だった。
ここからは特に、枝打ちしたままの小枝が積もっている。
邪魔で歩きにくいけど、人が歩いた跡は土が黒いので、そこを辿りながら登った。



▼ 960mP辺りにくると、自然林の緑が何ともいえず美しい



▼ とってもユニークな形の木を見つけたー!楽しいなぁ



▼ 緑のトンネルの中、毛出シ峠を経て屏風岩山へ到着



Tさんが昔ここに来た時は もっとカヤトとササが茂っていたそうだ。
こんなにスッキリ明るくなってしまった山頂に、ビックリされていた。

ここから東峰に向かうが、この辺は植生保護柵とネット巻きの植林が多い。



▼ この内と外の違いがスゴイ!中はヤブで、こんな所は歩けない



▼ 保護柵内には鮮やかなヤブウツギが咲いていた



▼ 左から 世附権現山、不老山、湯船山を望む



▼ この尾根は ミツマタ増殖進行中のような気がする



▼ 669mPからの眺め。左の凹みが二本杉峠、右の凹みが偵察に行った鞍部



▼ 669mPの少し先からは南西と南南東に向かう二本の尾根が出ている



昨年7月に、つっちーさんとこの笹子沢左岸尾根を下り、途中から笹子沢に下りた。
その時は、つっちーさんが、以前下ったことのある仕事道があるのだと先導してくれた。

私は、てっきり669mPのもう一つ先のクジラの尻尾の形?から
南西に延びる尾根を下ったものと思い、今回もそうしたのだけど・・・

ところが、このクジラの尻尾から下る尾根には、仕事道などついていなかったのだった。
そして、Tさんが後で言った。
「669mPの先で、尾根が南西方向に向かうのと、
南南東方向に向かうものに分かれていて、踏跡は南西方向の尾根に続いていたから
地図を見せて、どっちに行くのか確認したじゃない」と。

えー! 全然 記憶にない。
その先から下った、という私の思いこみが強くて、問題にしていなかったようだ。
というより、前回、現在地を把握できていなかったの!?

それとも、その時は669mPから下ったと分かっていたけど、
一年たってスッカリ忘れているのかな。

あの時は まだロガーを持っていなかったから、どこを歩いたのか確信はもてない。
今度、つっちーさんに聞いてみよう。



▼ 今回、669mPの一つ先の ここから、南西方向に延びる尾根を沢に下りた



▼ 下り立ったのは堰堤の直上。ここから大滝へ向かうが・・・



実は、もう一つ勘違いしていた。
私は大滝の位置を実際より、下流と思いこんでいたのだ。
でも、Tさんと現場検証の結果、下り立った位置からではチョット遠いと分かったので、
今回は諦めて帰ることにした。また、改めて出なおそう。

帰路は笹子沢左岸の仕事道、沢を歩くより はるかに楽だ。



▼ 右岸の支沢にかかる三段50mのナメ滝、上まで見えないのが残念



途中で休憩タイムを取り、沢の水で顔を洗った。
水が冷たくて、とても気持ちが良かった!
これから暑くなると、帰りにサッパリできるコースがいいね。



▼ スリット型「岳山堰堤」は間を抜けるのが楽、前より流木や石がたまっていた(上流側より)



▼ 右岸の道が途中でスッポリ落ちていた。これも最近?



今日は沢の方が良かったと思えるような陽気だったけど、
緑が一段と深さを増した山中を歩け、嬉しかった。
時おり吹いてくる爽やかな風に、幸せを感じた一日だった。



                   ≪ 緑 三景 ≫




















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Comments: 4

shiro URL 2011-06-09 Thu 21:53:47

こんばんは~
なんだかんだで山へ行けない日々が続き、少々腐れ気味のshiroです。
 
緑が綺麗ですねぇ・・・(ため息)
P960の写真、なんて美しいんでしょう。
『新緑』と言うには遅すぎるけど、梅雨の晴れ間の緑は1年で一番美しいかもですね。
 
ところで・・・
“毛出シ峠”ってどこを指すのでしょう? 
日影歩道と登山道が合流するP960を毛出シ峠と呼ぶ人が多いですが、「ピークを峠と呼ぶのはおかしいんじゃないだろか?」と、常々疑問を感じているのです。「P960の南のコルが毛出シ峠なんじゃなかろうか?」と探ってみた事も有るのですが、そこの西にも東にも径路らしき痕跡はありませんでしたし・・・。
 
笹子大滝は残念でした。大滝の少し下流に、ちょっとだけ深い釜が有って、太ももまで浸かってジャブジャブするか、急斜面を20mほど大高巻きしなければ見れないんですよ~。(・・・と、ちょっと知ったかぶり)

はっぴー URL 2011-06-10 Fri 01:54:59

なんだかんだで山へ行けない日々が続き、少々腐れ気味で、
緑が綺麗ですねぇとため息をついていらっしゃる shiro さんのために、
最後に、緑の写真を3枚付け加えましたので、ご覧ください。

緑と一口に片づけられないくらい、自然の中には いろいろな色がありますね。
人の手では作れない美しさだと思います。

“毛出シ峠”、今回記事の中には書きませんでしたが、
Tさんといろいろ推測し合いました。
この件、長くなりますので、メールで改めさせてください。

大滝周辺の情報、ありがとうございます。
けっこうスンナリとは行かせてもらえないんですね。
覚悟の選択は、う~~ん、太ももジャブジャブの方がいいかな~

M-K URL 2011-06-11 Sat 01:46:04

はっぴーさん、Tさん

パトロールお疲れ様です。
ジャブジャブの辺りで倒木も行く手を阻んでいます。
折りたたみ鋸の出番です!
よろしくお願いいたします。(^^)v

はっぴー URL 2011-06-11 Sat 10:50:01

M-K さん

さらなる困難情報、ありがとうございます。
行く手を阻むものは、
“ちょっとだけ深い釜”と“ジャブジャブの辺りの倒木”  (@@)
これで十分です!!! (笑)

折りたたみ鋸はないので、身体使うしかありませんね (^-^;

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