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平塚晶人氏=文 「地図 自立した登山者へのパスポート」

  • Posted by: はっぴー
  • 2011-06-30 Thu 23:23:00
  • もの想い

「地図 自立した登山者へのパスポート」 平塚晶人氏=文

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 丹沢をフィールドに地図読みの講習会を主催するようになって1年半になる。
参加者の主体は40代50代の、登山を始めて5年以内の方たちだ。

 人に地図の読み方を教えておいて変な話だが、私は参加者によく、
なぜ地図を読めるようになりたいと思ったのですか、と尋ねる。
沢登りから山を始めた私にとって、地図読みは必須の技術だった。
だから、地図読みに対する一般登山者のニーズには不案内だし、
それゆえに関心も高かったのである。

 回答はさまざまである。直接的には、現在地を正確に知り、
道迷いを防ぎたいという動機が多い。しかし、そう答える人のほとんどは
道に迷った経験をもっているわけではないのだ。

 では、根本にある理由はなんなのか。それを多くの回答者から抽出して
ひと言で表わすと、「自分の山歩き」をしたい、ということになるかと思う。

 講習会の参加者のなかに、強く印象に残る58歳の男性がいる。
その方は、地図が読めるようになるにつれ、丹沢の一般コースではない尾根を
ひとりで歩くようになった。年齢のこともあるし、当初は心配した。
しかし、見知らぬ尾根に入る前には、入山口と下山口を偵察し、
ねらいを定めたルートの様子を近くの山から遠望するなど、完璧な準備をしてから
山に行っているとの説明を聞き、今では私も応援している。

 こうした例をあげると、「自分の山歩き」とは、一般コースを外れることと
誤解されそうだが、もちろん違う。自分で考え、自分で判断する山歩き、
それが「自分の山歩き」である。

 パーティを組んで山に入るとき、他者に精神的に依存してしまうと、
地図を読む必要は限りなくゼロになる。いわゆる、連れて行ってもらう山登りである。
たとえ山岳会のパーティで厳しいルートに挑戦したとしても、
リーダーに頼りきってしまえば、それは連れていってもらう山だ。
一方、ツアー登山であっても、山行に主体的に臨めば、「自分の山歩き」となりうる。

 地図を読めるようになりたいという思いの出発点には、連れていってもらう山は
卒業して、「自分の山歩き」を始めたいという願いがきっとある。
件(くだん)の58歳の男性は、日の長い時期であっても、午後2時半を過ぎたら
未知の尾根には入っていかないと話しておられた。
思考錯誤を経て生まれた自己の基準。まさに自分で考え、判断する、主体的な
山歩きである。それがどれだけ楽しいものか、容易に想像できる。
そして、自分自身で山と向き合おうとしたそのとき、地図読みは欠くべからざる要素
となるのだ。

 地図を読むとは、等高線と実際の地形を照合し、山を立体的にとらえることである。
すると、自分の歩くコースが歩く前からイメージできる。そして地図を読みこなせれば、
現在地を正確に把握できる。ここが登山地図との相違点だ。
登山地図では、2地点間の所要時間に目がいきやすい一方で、コースの起伏のイメージは
おろそかになりがちだ。そのため、めざす山小屋の手前に標高200メートルの登りがある
ということすら知らないまま歩きかねない。それは登山地図に連れていってもらう山歩きに
すぎないのである。

 GPSについても同じことがいえる。GPSはルートをナビゲーションする機能を
駆使できなければ、その威力が半減する。しかし、そのためには、地図を読んで
山を立体的に把握する能力がどうしても必要になる。たんに数値から現在地を把握しても、
地図が読めなければいざというときの対処はできない。それは、自ら山に向き合っている
登り方とはいえまい。

 自ら考え、判断して山を歩く。先を読み、事態を予想し、自分を律する。
地図は、そのような自立した登山者になるための必須アイテムなのである。



以下は 著書「山岳地形と読図」から一部抜粋

 地図読みは、山頂を目指す、花を楽しむ、山岳写真を撮る、おいしい空気を吸う
といった、山登りの目的と同列の位置にはない。あえて言うならば、その前提である。
しかし、それはことのほか楽しい前提である。現在地がどこなのかを特定する作業は、
ときとして論理的な思考をともなう。そのおもしろさ、奥深さをひとりでも多くの方に
味わっていただきたいと思う。



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何年か前に、平塚さんの地図読み講習会に4コース参加した。
このとき、文中に登場する男性と3回一緒になった。
たいへん熱心な方だったなぁ、と記憶している。
今も、お元気に山を歩いていらっしゃるだろうか・・・・・









懐かしい写真と文章

  • Posted by: はっぴー
  • 2011-06-29 Wed 12:23:00
  • もの想い
白馬大池 - コピー (2)




これは二十代半ばの写真。
白馬大池で、そのころ流行っていたCMの真似をしてみせたあと
メンバーの一人がパチリと写したもの。
こんな格好をしてるけれど、決してイロッペー?写真ではないのである(笑)

“鬼も十八 番茶も出花”からは少々?とうが立っているが、
私にとっては、とても懐かしい大事な写真だ。
あれから〇十年、容姿は大きく変貌を遂げたけれど(笑)
山への考え方の根幹は、今も昔と変わらないな~と思う。

確か、この写真より前だったから23歳ころだと思う。
社内報の夏の特集で原稿を依頼され、山について書いたことがあった。
それが下記の文章。

今、読み返すと、未熟な部分やズレ、思いこみ、オーバーな表現、
さらに、肩ひじ張った断定的な表現も多くて、恥ずかしさが先に立つけれど、
変わらないコアの部分は、これからも自分の“こだわり”として、
大事にしたいなぁと思っている。

・・・ああ、今年は高いところもいいかな




      山には二通りの登り方があると思う。
     一つは自分の限界を試すといった挑戦的な登り方、
     もう一つは自然と一体となり山に溶け込むといった登り方。
     どちらが良いとか悪いとかはいえない。個々の好きずきである。

      私の場合、学生時代にクラブで、パーティを組んで山に入った時には、
     どうしても前者になりがちだった。
     パーティを組むということは、他のメンバーと共有の時を持ち、
     共有の体験をするということである。
     つまり、一つの共同体を構成することであり、
     そこにおいて脱落者は許されない。
     各々が自分の果たす役割を自覚し、責任を持ってエキスパートたらなければ、
      たちまちパーティの和は崩れ、惨めでつまらない山行になってしまう。

      クラブをやめた時、私はこのような貴重 且つ厳しい山行から解放され、
     自分自身の山行ができるようになった。と同時に、規制の伴わない自由が、
     いかに無意味で味気ないものかも思い知らされた。

      しかし、冬のカラッと晴れた日に青空の下で、浅く積もった雪を踏み、
     その下の土を確かめるようにして歩く時、
     谷川の音を聴きながら、何を考えるでもなく じっと水辺に腰をおろしている時、
     若葉の炎に燃えている5月の山を目の前にした時、
     あるいは岩陰にひっそりと咲いている高山植物に出会った時、
     パーティを組もうが単独で接しようが、
     山の素晴らしさは少しも変わらない。
     結局、小さな人間の心の問題でしかないのだろう。

      クラブでの山、フリーの個人山行、そして社会人になってからの山。
     たとえ形は変わっても山はいつの時も、私の生命のみそぎの場所であり続けるだろう。

      いよいよ夏山シーズンの訪れである。この時期になると、初めて登った山、
     白馬の霧に濡れたお花畑が思い出される。
     今年もまた、可憐に咲き乱れる花々を追って、山旅をしてみたい。
   











きこり村から世附川に沿って林道を歩く




悪天候のため富士中腹のハイキングを断念し、西丹沢にまわった。

昨年9月の台風後
2月に、きこり村からミツバ岳に登ったので、そこまでの様子は分かる。
しかし、その先は写真で知るのみだ。

現在どうなっているのだろう??
少しだけ見に行ってみることにした。




▼ ゲートはもとのように修復されていたが、ポッカリあいた空間が異変を物語っていた




▼ 中央部分の白いところが修復された箇所 (振り返って撮影)




▼ 浅瀬橋の手前と向こう側に「通行止」と工事関係の看板があった。心の中で「すみません」と通らせていただく




▼ 世附峠に行く吊橋は流されて影も形もないが、周辺の林道は修復されていた。奥が現在 作業中の場所




▼ まだ「夕滝」まで行っていないところだ (振り返って撮影)




▼ はかなげで風情のあった「夕滝」は、スッカリ逞しい印象になっていたのでビックリした




▼ ここはスゴイ!はじのコンクリだけが残っていて中に流木がつまっている (振り返って撮影)




▼ こんなところが何ヶ所かあって (振り返って撮影)




▼ 芦沢橋が見えてきた。電柱まで倒されている!




▼ 橋を渡って振り返って撮影。水はこの橋上まできたのだろうか!?




▼ 橋から少し進むと一番すごい崩壊地が見えた。shiroさんが向こう側からきて、悪戦苦闘されたところだ




▼ ここをトラバースとは!よほどの覚悟が必要だったことだろう!!・・・残念だけど ここで引き返した




▼ 世附川橋からの眺めは、今は穏やかだ




11月30日、修復工事が無事に終了することを願っています。



≪ shiroさんのコメントにより 写真を3枚追加しました ≫

▼ 芦沢橋の上から上流側を見る
183 - コピー



▼ これも上流側。まん中の木々が埋まって、幹が短くなっている
194 - コピー



▼ 左側の川底(振り返って撮影したので上流側)が橋の高さと あまり変わらない
210 - コピー













ガスの富士中腹を彷徨う





                   ガスに包まれながら

                   見えるものだけを求めて ゆっくり歩む


                   ここはねぇ 非日常の世界

                   ほらっ

                   自分がガスに融和して 透明になっていくよ




▼ 富士ハタザオ



▼ ヤブウツギ



▼ シロバナノヘビイチゴ



▼ オンタデ



▼ サンショウバラの実



▼ クマシデの果穂



▼ ウツギ



▼ テンニンソウ








▼ バッコ柳と富士アザミの植栽地



▼ この高さで冬はちょうど良い?

















「諸窪径路②」 善六ノタワから前回終了地点までを辿る  6/19一部訂正・加筆


▲ 見事な白ザレは“異世界への入口”のように思えた

   
▼ ザレ場を横断するのはケモノ道、やっぱり ここは独特の雰囲気?


                               
                                          6/19一部訂正・加筆しました

後篇の実施は、日程とコースが当初の予定から変更になった。

日程は早くから11日となっていたのだが、諸事情あってやむなく12日となるも、
11日は雨だったから、変更はラッキーだった。

コースについては4日前になって、突然のメール。
「諸窪径路のコースはkazさんも同じことを考えていたようです。
 再度、善六ノタワから大滝峠の完全制覇で意見が一致です」

ということは・・・・
あそこ、また飛ぶんですかい~???
飛ぶんですよねー!!!
ひぇーーー ;;;;;← 冷汗と涙

オタオタドキドキの一方で、未踏区間にはワクワク♪
特に、楽しみなのは白ザレ斜面(トップの写真)と、
去年、イガイガさんにガイドしていただいた下棚沢をどこで横切るのか、
という2点だった。

今回は他にも、2地点での鉄棒の発見という収穫があったが、
下棚沢右岸取付き後 しばらくして??となり、最後は現在地を勘違い。
とんだ失態も含め どうにもスッキリしない状態での終了となってしまったのだった。

では、写真中心でまとめた記事をどうぞ。(【K】は Kaz さん、【I 】はイガイガさんの撮影写真)





諸窪径路No.2



2011年6月12日 曇り (今回から山行日とUP日を同日とした)
メ ン バー: イガイガさん、Kazさん、はっぴー
コ ー ス : 西丹沢自然教室―本棚沢出合―善六ノタワ―諸窪径路―本棚沢―本棚沢・下棚沢界尾根
        ―下棚沢―1079m南西鞍部―権現山分岐―権現山登山口―西丹沢自然教室
                             (行動時間:およそ8時間5分)

                         ※ コースは上図軌跡参照:地形図が読めコンパスが使えること
                            トラバース熟練者でVルートに精通した同行者が必須




1.善六ノタワ~本棚沢界尾根

▼ 今日は善六ノタワで高度計を930mにして出発! ▼ この岩場に短い鉄棒が2本ささっていた



▼ 問題なく歩ける径路をルンルン進むと         ▼ 岩盤に白ザレを振りかけたようなズルッ!ドキッ!の所



▼ 左の大石の下に径路があるとイガイガさんが向かう ▼ 1448Pから南東に出る尾根は順調



▼ 本棚沢界尾根も径路を感じながら進む        ▼ 左の同じ場所から振り返って撮影




2.沖ノゴウツ窪で径路あとを見失う

▼ 沖ノゴウツ窪周辺の緑が みずみずしくて美しかったが・・・



▼ 径路のあとを見失う                   ▼ 沖ノゴウツ窪付近 【K】



▼ 上の方を探索するが、ここは下だったと後で分かった▼ 人が入っていないなぁという感じがする所だ



▼ 丹沢とは思えないような 神秘的な木と苔に感動した。イガイガさん上を偵察へ




3.本棚沢・下棚沢界尾根~白ザレ~鉄棒発見~下棚沢へ下降~右岸取付き後しばらくして??

▼ 界尾根に乗ったのは40mも上の所だったので下った▼ 本来は この右手から出てくるそうだ。ここで軌道修正OK



▼ う~ん、これは“道標”のような存在か?       ▼ ほどなくトップ写真の白ザレを なぜか一人ずつ(笑)



▼ そのあと、こんな所も通過して行くと・・・(下2枚)



▼ 先行するkazさんが、前回は上を巻いたというスラブの岩盤に突き刺さっている鉄棒を発見した



▼ 確認するために近づいて行く               ▼ 1本だけが残っていた



▼ この鉄棒はグラグラしていたけど、これにつかまらないと ここを越えられない。私が一番難儀した所だった



▼ 段差があるのだったが、さすが kazさんは軽くクリアー▼ やっと通過して振り返って鉄棒を撮影中 【 I 】



まだ、径路初心者の私は、なぜ鉄棒にそんなにこだわるのか分からなかったのだけど、
これはお二人の話によると「安全確保の鎖がつけられていたか、桟道の支柱だったものだろう」とのこと。
よって径路だと確認できる貴重な証拠らしい。

なるほど、そうだったのか!と目からウロコ状態。今日、一番の収穫だとガッテン合点。。


▼ 緑の濃淡にまじるヤマツツジの朱は わずかでも存在感があるね



▼ そして下棚沢へ下降したけど、果たしてどこだろう?



▼ 下棚沢3m滝の下だった。う~ん、でも記憶にないなぁ



▼ おっとー、探してみたら去年のアルバムにはチャンとあったのだ(2010.6.13撮影)



2枚を比べると、水の流れが若干変わっているようだ。
気のせいか今年の方が緑が濃い感じがするけど、カメラが違うので断定はできない。

沢を歩いてきて、ここに径路が横切っているなんて、分からないだろうなぁと思う。


▼ 休憩後の右岸取付きは前回と同じ所だったのだが。ここは前回も??だったようだ【 I 】



▼ Kaz さんによれば、ここがキーポイントだったとのこと。ここから更にトラバースしてしまったので



▼ 前回歩いた30~40m下方で、大きく尾根をまわりこんで



▼ お二人が見覚えのない白ザレにぶつかった



▼ これを越えるのに上方を巻いた結果、現在いる尾根を1本勘違いしてしまった?



想定外の方向から、畦ヶ丸・権現山の吊尾根に出てきた我ら3人、
しばし正確な現在地を把握できず、
もし、穴があったら確実に飛びこんでいただろう経験をした(笑)

ひと騒動のあと、1ヶ月前の終了地点で、大滝峠上に向かうかどうかを話し合った。
今日は既に2時に近いので、後ろ髪をメイッパイひかれながらも
1079mPを経由して権現山分岐から下ることにしたのだった。



▼ 不完全燃焼で足取り重く教室への橋を渡る



この径路の踏破は、イガイガさんの言われるように本当に難しい。

崩落部分の通過の困難さ プラス 数多くある枝沢の源頭を渡ったあとで、
消えていることの多い道がたを探さなければならないからだ。
そして、それは僅か5mの高度差でさえ、分からなくなってしまうのが実感できる。

結果的には、今回、完全踏破ならず残念だった!
でも、沖ノゴウツ窪沢と下棚沢右岸尾根で、上にズレたり下にズレたりしながらも、
5月と併せて、大滝峠上から善六ノタワを歩けたこと
前回より楽しかったことが、とても嬉しい!!

これで喜んでいては申し訳ないかなとも思うのだけど、
お二人と私のレベルが違い過ぎるのだから、ここは素直に喜びたい。
そしてお二人に心から感謝したい。
ありがとうございました。

もしも、今後があるならば。
歩くのにイッパイイッパイで、地形をきちんと確認する余裕がなかったことを
何とかしたいと思っている。


下記、イガイガさんと Kaz さんの記事も あわせてどうぞ。

http://igaiga-50arashi.at.webry.info/201106/article_2.html

http://tanzawa-walk.at.webry.info/201106/article_2.html



4.オマケ・・・山中で出会ったものたち


▼ ガクウツギは今年初めて                ▼ 落ちていた鳥の卵 つぶれてた~



▼ 登山道に沢ガニがいた                 ▼ 羽が一部欠けたウスタビガ?



▼ かじったのは だーれ?                 ▼ ツルシロカネソウがちょっと寂しげ














緑したたる山中を 地蔵平から日影歩道で屏風岩山へ


▲ 一般登山道と合流する950mピーク付近に美しい大ブナがあった(Tさん撮影)



毎年 春に行っている丹沢の定点水質調査の採水で地蔵平に行った。

去年までは浅瀬から車で入り、切通沢と二ヵ所同日にできたのだが、
今年は林道が通行不可で、日が別になったので、私はこちらだけに参加。
どちらも徒歩での入山となった。

当初三人の予定だったのだけど、雨天で実施予定日が変更になったために、
Tさんと二人で行くことになった。

せっかく行くのだから、まだ歩いたことのない日影歩道を歩いてみたい。
笹子大滝も見てみたい。
と楽しみに出かけたのだけどね~








2011年6月4日 晴れ
メ ン バー: Tさん、はっぴー
コ ー ス : 上ノ原神社前にP―二本杉峠―千鳥橋―地蔵平―日影歩道―950mP―
        昭文社エアリア赤破線登山道―屏風岩山―東峰―笹子沢右岸尾根―
        580mから南西方向に延びる尾根を笹子沢に下降―上ノ原神社
                                       (行動時間:7時間30分)
 
                       ※ コースは上図軌跡参照(途中までロガースイッチ入れ忘れ)
                         地形図が読めコンパスが使えることが最低条件




今日は久しぶりに爽やかなお天気で気持ちがいい。

誰もいないだろうと思っていたら、神社前にバイクの男性がお一人。
われわれが仕度をしている間に、二本杉峠の方に向かわれた。

二本杉峠までは ほとんど植林でガマンの道だけど、
それでもこの季節は明るくて 歩くのがあまり苦にならない。



▼ 途中にヤマザクラの大木、花期は見事だろうな



▼ 二本杉峠もお天気だと明るい感じなんだね



▼ 以前は、道志歩道の入口となっていた 次の鞍部まで偵察に行ってみる(T)



昨年の10月に歩いた時、同行者から
「以前は、屏風岩山へ行く尾根道も、最初は道志歩道を少し行って、
途中から分かれるようになっていたのを思い出した」と連絡があった
と追記した。

今回、そこまで行ってみることにした。
要は二本杉峠の北の小ピークを、以前は巻いていたのを
峠から直に越えるようになっただけだった。
納得して戻る。



▼ エゴノキの白い花で周りが明るい。花明りだ



千鳥橋に続く大杉歩道は、一部で7ヶ月前より道がたが浅くなっている感じだった。
また、前にも書いたように何ヶ所か崩れもあるけれど、
Vルートを歩く人なら問題なく千鳥橋に出られるだろう。



▼ 千鳥橋のそばの水たまりは オタマちゃんで真っ黒クロ。



▼ 大又沢をバックにヤマツツジの朱が鮮やかで、濃緑がそれを一層ひきたてる。ハッとさせられる美しさだ



▼ まばゆいばかりの緑の洪水に 気持ちが浮き立つけれど・・・



▼ 車が入らない林道は片づける人もいないので、落石が増えているようだ



▼ お地蔵様のお住まいも緑色、初夏の装いかな



yamanoko さんが、2006年3月25日に歩かれた記事に

【お地蔵様が今の位置に移る前は、セギノ沢とオバケ沢が合流する場所の
セギノ沢寄りの「マルサン平」といわれている場所にあったそうです。

当時の子供は、お客から地蔵平のいわれであるお地蔵様の案内を頼まれると、
泣く泣く遠いマルサン平まで案内したそうです。

そんな訳もあって現在の位置に移しました。】とあるのを見つけた。

地図で確認すると、これはセギノ沢とバケモノ沢(地蔵沢)の出合のことのようだ。
「西丹沢頂稜河川土地名称図」に「マルサン平」が載っているが、
確かに地蔵平より奥(北)で、子どもにとっては大変だったのだろう。



▼ 地蔵平も すっかり初夏の雰囲気だったが・・・正面左奥は大界木山



最初に足を踏み入れて、違和感を感じた。
なんとカヤトがすっかり刈り払われて、まるで散髪したてのようだ。
私は秋の方が風情があって好きだな~

さて、まずは、お仕事を済ませよう。
左手の沢に下り、城ヶ尾峠に渡る地点で採水した。
気温と水温を計り、任務は無事終了。
今日は24度もあって暑い。

時計を見ると、ちょうど12時半なので ここでランチタイム。

食後は少し来た道を戻り、道志歩道と共通の入り口を進む。
816mPから出る尾根の一本めを巻いて、二本めの尾根で
日影歩道は816mに向かって登っていく。

少し、道志歩道の方の様子を見に行ってから、日影歩道を辿った。



▼ ここが入り口。ハッキリした道がついている



▼ 二本めの尾根の東側を行き、この窪みを渡って右上に登る所だけ少し悩んだ



▼ 816mPから続く尾根に乗る所。これを右へ



▼ 歩道は左に向かって続くが、途中が崩れているらしいので尾根上を行く



ずっと植林の中だった。
ここからは特に、枝打ちしたままの小枝が積もっている。
邪魔で歩きにくいけど、人が歩いた跡は土が黒いので、そこを辿りながら登った。



▼ 960mP辺りにくると、自然林の緑が何ともいえず美しい



▼ とってもユニークな形の木を見つけたー!楽しいなぁ



▼ 緑のトンネルの中、毛出シ峠を経て屏風岩山へ到着



Tさんが昔ここに来た時は もっとカヤトとササが茂っていたそうだ。
こんなにスッキリ明るくなってしまった山頂に、ビックリされていた。

ここから東峰に向かうが、この辺は植生保護柵とネット巻きの植林が多い。



▼ この内と外の違いがスゴイ!中はヤブで、こんな所は歩けない



▼ 保護柵内には鮮やかなヤブウツギが咲いていた



▼ 左から 世附権現山、不老山、湯船山を望む



▼ この尾根は ミツマタ増殖進行中のような気がする



▼ 669mPからの眺め。左の凹みが二本杉峠、右の凹みが偵察に行った鞍部



▼ 669mPの少し先からは南西と南南東に向かう二本の尾根が出ている



昨年7月に、つっちーさんとこの笹子沢左岸尾根を下り、途中から笹子沢に下りた。
その時は、つっちーさんが、以前下ったことのある仕事道があるのだと先導してくれた。

私は、てっきり669mPのもう一つ先のクジラの尻尾の形?から
南西に延びる尾根を下ったものと思い、今回もそうしたのだけど・・・

ところが、このクジラの尻尾から下る尾根には、仕事道などついていなかったのだった。
そして、Tさんが後で言った。
「669mPの先で、尾根が南西方向に向かうのと、
南南東方向に向かうものに分かれていて、踏跡は南西方向の尾根に続いていたから
地図を見せて、どっちに行くのか確認したじゃない」と。

えー! 全然 記憶にない。
その先から下った、という私の思いこみが強くて、問題にしていなかったようだ。
というより、前回、現在地を把握できていなかったの!?

それとも、その時は669mPから下ったと分かっていたけど、
一年たってスッカリ忘れているのかな。

あの時は まだロガーを持っていなかったから、どこを歩いたのか確信はもてない。
今度、つっちーさんに聞いてみよう。



▼ 今回、669mPの一つ先の ここから、南西方向に延びる尾根を沢に下りた



▼ 下り立ったのは堰堤の直上。ここから大滝へ向かうが・・・



実は、もう一つ勘違いしていた。
私は大滝の位置を実際より、下流と思いこんでいたのだ。
でも、Tさんと現場検証の結果、下り立った位置からではチョット遠いと分かったので、
今回は諦めて帰ることにした。また、改めて出なおそう。

帰路は笹子沢左岸の仕事道、沢を歩くより はるかに楽だ。



▼ 右岸の支沢にかかる三段50mのナメ滝、上まで見えないのが残念



途中で休憩タイムを取り、沢の水で顔を洗った。
水が冷たくて、とても気持ちが良かった!
これから暑くなると、帰りにサッパリできるコースがいいね。



▼ スリット型「岳山堰堤」は間を抜けるのが楽、前より流木や石がたまっていた(上流側より)



▼ 右岸の道が途中でスッポリ落ちていた。これも最近?



今日は沢の方が良かったと思えるような陽気だったけど、
緑が一段と深さを増した山中を歩け、嬉しかった。
時おり吹いてくる爽やかな風に、幸せを感じた一日だった。



                   ≪ 緑 三景 ≫




















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