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2010年07月 Archive

織戸峠と富士見峠


            (富士見峠旧径路ザレたトラバース道を行くshiroさん)

         
 今回、参加させていただいた23キロに及ぶ、この超ロングコースについて、
どう書こうかな~と悩んでいるうちに、コラボでご一緒した皆さんは、
M-Kさんを筆頭に、次々と記録をUPされていき、とうとう最後になってしまった.
・・・プレッシャーと孤独(笑)。

 皆さん、エピソードを交えた記述と、“ここぞ”というポイントの写真を外されていないのは、
さすがだなぁと思う。ヨチヨチ新米の私は、肝心な写真を撮り逃している(汗)。

 ということで、今回の「浅瀬~水ノ木~織戸峠~富士見峠~地蔵平~浅瀬」の記録は、
どうぞ「俺の山紀行」、「まーちゃんのブログ」、「丹沢ウロウロ」、「雑草WALKER」、
「AYさんの丹沢串刺山行」、「丹澤の堰堤」をご覧ください。

で、終わる訳にはいかないので、自分の忘れかけている記憶を整理するためにも、
これまでに歩いた時の様子を交えて書いてみようと思う。


織戸峠~地蔵平_R


2010年7月18日 快晴で暑い!
メンバー:M-Kさん、AYさん、TIさん、shiroさん、まーちゃん、massyさん、ハッピー
コース :浅瀬~水ノ木~織戸峠~富士見峠~地蔵平~浅瀬周回
     上図参照(行動時間 10時間)
※ バリエーション・ルートが含まれているので、地形図が読め、コンパスが使えることが最低条件


(1)織戸峠へ

 2002年9月末、12人で浅瀬橋から780mP、椿丸を経て、山神峠、悪沢取水口を浅瀬橋に戻った。
その時、椿丸から北に延びるカヤトの尾根がとても魅力的だった。
他のメンバーと別れて、一人で歩いて行きたい気持ちをやっとのことで抑え、その場を後にした。

 そのルートが実現したのが、2003年2月のこと。
3人で山神峠から椿丸へ登り、憧れの織戸峠への道を歩いた。
そして、峠からすぐ織戸沢に下り、709m付近から林道へ上がった。
この時、漢字で「織戸峠」と書かれた標識が、一本の木にヒモでかけられていた。
写真を見ると、冬でもササがけっこうある。今回、歩いたのが7月なのに、
尾根上が道路のようになっていて、ササが少なくなっていた。

 同行したGさんの記録には
【静かな雰囲気の好ましい峠で,ここからも富士山が大きく見える。
比較的新しい「織戸峠」の木札が一枚ある。(中略)富士見峠方向には踏み跡があり、
ところどころ、木の枝に赤いマーキングあり】と書かれている。



        (ブルーが美しいミヤマカラスアゲハ)


 次に、この山域に行ったのは、2ヶ月後の2003年4月で、この時は4人。
お天気も快晴、キブシやアブラチャン、マメザクラが咲き、春のハイキング日和だった。

 織戸沢林道の先の踏み跡を辿って、織戸峠に出ることが目的だった。
カヤトに覆われた奥へ暫く進むと、崩壊地になっていて、
獣道のような踏み跡を発見したが、ここでアクシデント発生。
後ろ髪引かれる想いでのリタイヤ―となった。

 この後、まだリベンジをしていないので、機会があったら、
このルートでも織戸峠まで行ってみたい気もするが・・・
織戸沢は冬でも春でも、いいところだが、何しろアプローチが長い。



             (今年は山百合が多い?)


 さらに、2003年の9月に、3人で織戸沢林道を行き、
途中で沢に下り、沢から織戸峠に上がった。
この時が織戸沢から織戸峠に登った最初だったが、
私はまだ地図読みが出来なかった。
(2006年春から平塚さんの地図読み講習会に参加した)

 連れて行ってもらった登山なので、歩いたとは言うものの、
私には曖昧な記憶しかないのだ。Gさんの記録によれば
【織戸峠へ向かって本流を離れるのは、出合にこんもりとした土の盛り上がりがあるところ】とある。
そして、写真では、本流を離れるルンゼに、苔むした大きな倒木がある。
ここを詰めて行くと、織戸峠に着いた。
漢字の標識の他に、ベンチの残骸(朽ちた丸木や板、釘など)も見つけた。
この時も、まん中にはササがないが、脇の方には背丈くらいのササがあった。



          (お洒落なお家がステキだよ!)


 そして、2005年5月に、8人で地蔵平からニボシ沢を徒渉し、
尾根を富士見峠、織戸峠、水ノ木、切通峠、平野へと歩いている。
ところどころに旧道の痕跡もあり、合流点を過ぎるとすぐに右岸の踏み跡をたどり、
林道に上がった。
ここには、目立たない青いビニールテープのマーキングが一個あった、とGさんの記録。

私の感想は・・・
【“古道”は魅力的だ。いぶし銀のような渋い情趣がある。
山神峠~雨山橋間、丸尾山の三ノ沢歩道、仲ノ沢径路、
みな途中に崩落による危険箇所があったが、
それも含めて、人が刻んできた年輪のような風格と郷愁があり、
味わいのある道だった。(中略)

かつては人々が行き来していた道だが、今は歩く人がほとんどいない。
使われることなく、ただそこにひっそりと在るだけ・・・。
どこにつながっているのだろう?先はどうなっているのだろう?
古道には、そんな、気持ちをかきたてるような雰囲気がある。
「丹沢古道探索会」なんていうのがあったら面白いのになぁ、と密かに思う】

 この時の地蔵平から富士見峠までの稜線のヤブはダニがすごかった。
払っても払ってもヤブを掻き分ける軍手に、次々と付いてきた。
ここが、私の“ダニ恐怖症”の始まりだったのだ(笑)。


043オオバジャノヒゲ_R_R      
   (ネット脇に咲いていたオオバジャノヒゲ)


 5年たった今年3月、5人で椿丸から織戸峠、富士見峠、830P、法行沢林道に下った。
尾根通しに行くなら、織戸峠は分かりやすい。
峠から東に向かって続いている古道が崩落しているから、
少し北に進んだ小ピークから東に出る尾根を下ろう、
というメンバーの提案に従って法行沢に下りた。

 確かに、その方が楽だったが、私には何だか味気なかった。
この時の地形図には、正しく織戸峠の位置を書きこんでいる。
ああ、それなのに・・・である!

 ここから、やっと今回のことになる。では、順を追って。

AYさんとshiroさんのおかげで、林道ではなく旧道を歩けたことは収穫だった。
お二人は以前、逆コースで歩いた際、途中で沢から上がって、
この林道と沢の間に付いている旧道を見つけたそうだ。
道はヤブになったり、小沢を横切ったりして、細いトラバース道が続いているが、
危険なところはなかった。



                (旧道を行くAYさん)


 時々、上の林道のメンバーと声をかけ合いながら進み、
700mあたりで林道グループも沢へ下りて合流する。
軽ランチタイムの後、織戸峠を目指した。

 三俣になったり、左右から小沢が入ったりする中、途中のルンゼにテープがあった。
ここを入れば織戸峠だった、と思う。正確に峠の位置をマークしていたら・・・
大事なポイントでは必ず、M-Kさんは“作戦会議”を招集されて
次の行動を決められるのだが、ここは私が皆さんを奥へと引っ張ってしまった。



(倒木が多かったのは2007年の台風のせい?)
         

 それぞれ登りやすそうなところを、二グループに分かれて尾根に乗る。
コラボの良いところは、リアルタイムで、違うルートの探索が可能なことだろう。
結果として、M-Kさん、まーちゃんと、織戸峠より100mくらい北に出たが、
ここに至る細いトラバース道が、途中から付いていた。
もしかしたら、これって2003年4月に探検しようとした崩壊地の先の獣道の続き??

上で待っていたのがmassyさんだったのでビックリした。
会えてホントに良かったね!



        (踏み跡のしっかりしたトラバース道に見えた)


 帰宅後、その日のうちにTIさんがGPSの軌跡を送ってくださった。
すぐには気が付かなかったが、後日、改めて見ていて、
自分の地図に書き込んだ織戸峠と、実際の地点が違っているのを知った。
まったく寝ぼけた話だが、実際より150m北の小ピークをマークしていた。
これが、直で織戸峠に出られなかった敗因だと思う。

 何度も来ているのに、しかも3月には正確にマークしているのに、
と悔やんだが、済んだことは仕方がない。
ここは二度と間違わないだろうし、オロオロウロウロも、
みんなで結構楽しんだと思おう(笑)。
それにしてもGPSの威力を改めて認識した次第。

 余談だが、織戸峠の標識は、2008年1月の「お山の散歩」さんの記録には、
「手製の標識が4つある」と書かれている。
2009年9月に歩かれたs-okさんの記録にも、漢字版の写真があるが、
今年3月の時も、今回も「オリト峠」のカタカナ版だけだったように思う。
私が気が付かなかっただけなのだろうか。どなたか、教えていただけると嬉しい。


(2)富士見峠から

 織戸峠のことを、ながながと書いてしまったので、こちらは簡単に。

 2004年12月のこと、切通沢、水ノ木、地蔵平の調査終了後、
富士見峠から織戸峠方面へ至る道の探索をした。
803mへの尾根を進み、わずか手前から法行沢に向かって下って行くも、
シカ除けネットとヤブに手こずった。
お天気が悪く、時間もなかったので、沢に下りる直前で切り上げたが、
植林の中にところどころ広い踏み跡があるのをGさんが見つけ、少し辿ってみた。
      
 2005年5月、やはり調査を兼ねてのリベンジ。
前回、帰り際に見つけた植林中の広い道から法行沢を渡り、対岸の古道を織戸峠へ。
この時期は青テープのマーキングが、たくさんあった。
古道は、一部崩れてはいるものの、危険なく織戸峠に至った。
念願の区間を初めて歩けて、とても嬉しかったのを覚えている。

 今年3月に歩いた時も、そして今回も、富士見峠へ登る道周辺は、
ササが少なくなっていると感じた。



       (ここも、やっぱりササが少なくなっている)


 今年5月、用事を終えたあと、久しぶりに立ち寄った富士見峠で、
苔で覆われ全体が緑色になった道標を見つけ、時の流れに寂しさを感じた。

 この後、2005年に、尾根の途中から右に延びる、気になっていた古道を、
逆に峠側から辿って尾根に出た。
一部、ザレて細い部分があったので(トップの写真のところ)、
その時は、下に降りて少し先から登り返した。



      (倒れて苔におおわれていた富士見峠の道標)


 そして、今回、作戦会議の結果、
時間的に余裕がないということで、かつて羽賀正太郎さんがガイドブックで紹介された、
富士見峠から左に向かう富士見沢右岸沿いのルートをあきらめ、
5月に歩いた、古道ルートで尾根に出ることになった。

 富士見沢沿いのルートは、今後の課題として楽しみにしておこう。
こちらからではなく、地蔵平から富士見峠に出、830mか、798m経由で
法行沢林道に下りるのも一案かと思うが・・・



(古道の途中には石積みもあるが、TIさんによると比較的新しいとのこと)



           (尾根に出ると、まさに夏の山っていう感じだ)


 878mの東の810mの平坦部でコンパスを振った。
他に地蔵平に向かう北東に延びる尾根と、南東に延びる尾根が顕著だが、
我々が下った尾根以外は、ヤブが濃くて入れなかった。
こちらを行くには、季節を選ぶことと、相当な覚悟が必要だろう。

 急下降の楽しさに夢中になりながら、下り立った先は、
想定していた大又沢とシキリ沢の出合ではなく、
白水沢とシキリ沢の出合付近だった。
途中、一度もコンパスをチェックしなかった結果?
一本西側の尾根を下っていたのに、気が付かなかった。
最後に、再び靴脱ぎ徒渉で対岸に渡り、長い林道歩きへと向かった。



         (急下降の植林を下るのは楽しい!)



           (遊び終わったら、ふつうの人たち?)


 企画してくださったM-Kさん、
ご一緒してくださった皆さん、ありがとうございました。

屏風岩山~笹子沢左岸尾根下降


(笹子沢左岸尾根のミツマタの群生の中を下る Sさん。かつての二本杉峠付近は、もっと密に茂っていた)


 今日はお天気良かったら、「玄倉でのんびりしよう」っていう予定だったのに、
予報では梅雨明け前のチョット危ないお天気。行き先を変えるしかない。
ということで、アチコチ考えた末、やっと、ここに決まったけれど、
場所もお天気もパッとしないので、当然、モチベーションは上がらない。


屏風岩山_R


2010年7月15日 曇りでガス
メンバー:Sさん、はっぴー
コース :上図参照(行動時間 6時間30分)
※ バリエーション・ルートが含まれているので、地形図が読め、コンパスが使えることが最低条件


081_ツチアケビ1_R
(今回見た、花が食べられ茎だけのツチアケビ)

                         神社の前を通り、細川沢沿いに暗い植林の道を行くと、
                        茎だけになったツチアケビをSさんが見つけた。
                        「こんな状態で良く分かったね~!」と感心すると、
                        少し前の山遊びで見たものが、とても印象的だったとか・・
                        うん、あれは確かに見事だったよね!
100_ツチアケビ2_R
(以前見た、見事な花いっぱいのツチアケビ)


082_ニオイコベニタケ幼菌_R
(可愛い,ニオイコベニタケ幼菌)

                               面白みのない道を、ニオイコベニタケ幼菌や
                              タマゴタケに癒されながら、
                              未踏区間の二本杉峠まで一心に歩くと、
                              ようやくベンチと道標が見えてきた。
                               いずれ歩きたい千鳥橋と地蔵平への二方向を
                              少し覗いて、今日は屏風岩山へと向かうつもり。

090_タマゴダケ_R
(タマゴタケは分かりやすいね~)


 実は、この二本杉峠から北。
s-okさんの2003年4月27日、「帚沢権現から世附権現へ」の記録を拝見し、
全コピーは無理なので、大滝橋―大滝峠上―屏風岩山―権現山―浅瀬
を、1週間後に一人で歩いた。
7年ぶりか~、懐かしいな。
その時、ベンチは、まだピカピカ出来たてで、二台あった。

 記録を見ると、
「二本杉峠に向かって左に折れる少し手前、850mくらいのところ、
左側にミツマタの大群落が続く」と書いてある。

 s-okさんの記事にも、
【951mを下ったちょっと薄暗い感じの植林帯の先にボワーッと輝くものが見えた。
 遠目には綿帽子をかぶった小枝のようにも見える。
 ミツマタだった。ミツマタの大群落が路の両脇りや左側斜面一杯に広がっているのだった。
 ちょうど差してきた陽の光りが満開の花に当たり、ボクは純白の花街道を歩いている気分。】
と、ステキな記述がある。



(右手下に中川温泉が見えた)


 しかし、
今回、行けども行けども、以前、見たような大群落は出てこないまま、
屏風岩山に着いてしまった。
確かに、ミツマタはあったけど、まばらで勢いが全くない。
 私の記憶では、人の姿が見えないほど、ルート取りも悩むほどだったのだ。
いったい、どうしたこと!?

 そういえば、知人たちが昨年、ミツマタの時期にここを歩いた後で、
「屏風岩山東峰から少し下ったところの方が、ずっとすごかった!」
と言っていたのを、思い出した。
過去と現在の変化は、年中見ているササヤブでは分かっても、
ミツマタの変化は想像できなかったなぁ。

 もう一つ。山トモが1994年4月17日に歩いた時は、
山麓に下りて来るとミツマタが咲いていたけど、尾根上では記憶にないとのことで、
私が二本杉峠の大群落の話をしたら、信じられないと言っていたのを思い出した。

 ミツマタの大群落は、なかったところに出来て、
それがまた数年後に、衰退していくのかな。
そういえば、2003年春、棚沢源頭で見た大群落を見たくて、
今年、行ってみたけど、どうもパッとしなかった。
もしかしたら、ここも衰退しているのかもしれない。





 下山は、屏風岩山東峰から、笹子沢左岸尾根だ。
最初、東峰の位置を少し手前に勘違いして南に下り始めるが、
すぐおかしいと気付いて登り返す。入り直した尾根は、
しっかりした踏み跡がある、覚えのある尾根だった。
ホッとして、昼食にする。


097_シャクジョウソウ_R
(変わった植物シャクジョウソウもあった)


 この尾根を、笹子沢バンガローから初めて登ったのは、2004年3月だった。
そして、6年後の今年3月、ミツマタの偵察に行くという知人たちに同行した。
 以前よりミツマタが増えているな~と感じはしたけど、
その時は、二本杉峠の現状を知らなかったので、同じくらいだと思っていた。

 今日、両方歩いて、逆転していたのでビックリした。
トップの写真のように、こちらは葉が多くて元気だ。
なぜか分からないが、こちらの尾根が隆盛になったようだ。

あーあ、今日は季節外れのミツマタの話になってしまった(笑)。





 相談の結果、途中から笹子沢に下りようということになったが、
雨が続いているので、けっこう水量が多かった。
 スリット型大堰堤をくぐったところで、
今日も冷たい川の水で顔や身体の汗を拭き、着替えてサッパリする。


112_ヤマホタルブクロ_R
(提灯のようなヤマホタルブクロ)


林道に咲いていた、
ヤマホタルブクロ、フジウツギ、マルバハギに
季節を感じながら、本日の山遊びは終了。
最後は、「やっぱり歩いて良かったね!」二人の気持ちが一致した。


113_フジウツギ_R
(初めて見たフジウツギ)

114_マルバハギ_R
(マルバハギは可愛い)
                             

ナメを求めてヤビキ沢


(ナメ滝の上に立つSさん)
       

  2008年10月、檜洞丸で行われた「丹沢フォーラム」に参加した。
その時、丹沢自然学校の方が、ガイドとして同行してくれた。
私のグループは若い男性で、ナメの沢が好きだと話したら、
ヤビキ沢というナメの綺麗な沢があると、教えてくれた。

 以来、いつか行ってみたいなと思っていたが、チャンスがなかった。
沢シーズンになったので、Sさんを誘って、行ってみることにした。
今日は、まずまずの沢日和に恵まれて、嬉しい。


ヤビキ沢_R


2010年7月8日 晴れ
メンバー:Sさん、はっぴー
コース :上図参照 (行動時間 8時間20分)
※ Vルートが含まれているので、地形図が読め、コンパスが使えることが最低条件

 ネットで調べた結果、
登りをAYさんと まーちゃんが、2009年5月31日に歩かれたコース、
下りをイガイガさんが2007年12月9日に歩かれたコースと決めたのだが・・・
(地図で表記しているのは、イガイガさんのコースではありません)





 一人で山に行くという時、ツツジ新道を檜洞丸へというのが、けっこう好きだけど、
下山ルートがね・・・どっちへ下ってもイヤラシク、ちょっとめげる。
今日は、いつもツツジ新道を歩くと見える、東沢林道を歩けるのが楽しみだ。

 二人で地図を手に、東沢林道から855Pを経て、どこに出てくるのか、
新道(川コース)の入口はどこか、などを検分しながら行くと、
ゴーラ沢出合までの道も楽しい。





 ゴーラ沢の二つ目の堰堤上に出る右への踏み跡は、
注意しながら行けばすぐ分かる。
三つ目の堰堤を左から巻くと、広いゴーロの河原で、
Sさんは、こんな広い河原は初めてだと言う。





 水が戯れる様子を写真に撮りながら、のんびり歩く。
25分も行くと二俣になり、右がヤビキ沢。
すると。





 沢幅こそ狭いが、ずーっと先までナメが延々と続いていて、まるで道路のようだ。
白と緑のコントラストも、両岸と木々が被さって出来るトンネルのようなカールも美しい。
どうして、こんな沢が出来たのか、とても不思議!

 第一弾、第二弾の長い見事なナメが終わると、
二俣になり右はガレ沢、左には5mほどの滝がかかっている。
ここから、間の尾根に取り付く。

 地図によれば、この1000m地点から250mは、よじ登りだ。
お楽しみはここまでということで、昼食を取って、いざ臨戦。
尾根の右から回り込んで強引に乗ると、左手に5m滝の上部の細い流れが見えた。





 この尾根は、あまり歩かれていないらしく、
白崩レノ頭まで、目に入る所に赤テープはなかった。
木があり、土が柔らかいので登りにくくはない。
石がゴロゴロしているのは、この山域の特徴かな。

 ヒルはいないが、小虫(ヌカカ?)がブンブンうるさい。
といって、虫よけネットを被ると暑い。
天国のナメのあとの地獄(?)の登りは、なかなか辛いものだ。
左方向に、かなりトラバース気味に登って、ようやく登山道に出た。

 時間は既に14時。チョットのんびり遊び過ぎた。
二人とも今から、更に200mも登るエネルギーはない。
相談した結果、当初の下山コースは日を改めることにし、
6月29日に下った隣の尾根で下山することにした。





 初めての時は長く感じた尾根も、二度目で、お天気も良いので、
東沢・石棚沢出合まで、1時間40分で下りられた。
一ヶ所だけ、しっかりコンパスで確認しないと、右の小尾根に引っ張られそうな所があるが、
変化に富んだなかなか良い尾根だ。1065m付近のブナ林が美しい。

 今日も、川の水で濡らした冷たいタオルで顔や身体の汗を拭き、ああ、再び天国!!
これは、もう止められそうにない。
川コースが出来たためか、向こう側をけっこう人が通るので、
「山(元)ガールズ」は、もちろん、一応、人目を忍んだけれど(笑)。


地獄棚~権現山南尾根下降


               (地獄棚の前に立つSさん)

 本当は、昨日(3日)ヤビキ沢に行く予定だった。
2日の夜の天気予報で、4日の方が少し良さそうだったので、
パートナーと話し合いの結果、日程・コース共に変更した。

 ところが、3日は、まずまずのお天気で、夜の翌日の予報は前日より悪くなっていた。
「判断ミスか」とへこんでしまったが、4日の朝になると
予報より、ずっと良くなっていたので、ほっとした。
しかも、4日に、このコースを歩いたことで、後述するようなラッキーなことがあった。


地獄棚~権現山_R


2010年7月4日 曇り
メンバー:Sさん、はっぴー
コース :上図参照 (行動時間 8時間)
※ Vルートが含まれているので、地形図が読め、コンパスが使えることが最低条件





 地獄棚は、数年前に一人で見に行ったのが最初で、この時は地下足袋・ワラジだった。
のんびり沢を辿って行くと、突然、目の前に現れた大きな滝に、とても感動したのを覚えている。

 今年2月に、4人で氷結した滝を見に行ったのが2度目の訪問。
そして6月に、行ったことがないという友人を案内して3度目。
4回目の今日も、やはり初めてという友人を案内した。





 みな、初めて滝を目にした時、同じような反応をするのが楽しい。
人が驚き、感動するのを見るのは嬉しい。だから案内するのかもしれないな。

滝見物のあとは、100メートルの急登を経て、大滝橋から続く登山道に出る。
この登りは嫌いじゃない・・・いや、楽しい!

 今までは、マスキ嵐沢右岸尾根を登り、畦ヶ丸~権現山吊尾根に出ていたが、
今日は鬼石沢右岸に付いている作業道を行き、途中で沢を横切り、
マスキ嵐の右岸尾根に合流するつもりだ。
ただし、どこで渡るのか、イマイチはっきりしないので、
地図を手に検証しながら歩く。これがまた楽しい。





 結局、860メートル地点の、沢が北西に曲がる辺りで
本流の左岸尾根に取りつき(赤テ―プ有り)、970メートル地点で合流した。
今日は二人ともゴム長靴なので、水があってもバチャバチャ気兼ねなく歩けて楽だ。





 権現山は3週間前にイガイガさんと来たばかり。
でも、あの時、きれいだったヤマツツジはもう散ってしまって、山はチョット寂しい。
代わりに、いろいろなキノコが顔を出していて、思わず写真を撮りたくなってしまう。

 西沢への分岐から100メートルのきつい登りを何とかクリア、
登りきったところの植生保護柵から南尾根を下る。
柵内と外側の植物の有無の違いには、もう驚かなくなった。
キイチゴの実がたわわになっているのが、ガスの中でも目に付く。





 パートナーは、この尾根を6月に下ったばかりなので、今日は後ろで見守ってくれる。
未知尾根の下りはワクワクドキドキで楽しい。
 自然林が多く、地図で見て想像していたより良い尾根だったが、
もう大丈夫と思っていると、途中、藤嵐沢に引き込まれそうになるので、
コンパスの確認はこまめにしたい。

 あまり行く機会はないと思うが、権現山の下山路はここがいい。
熱い時期なら藤嵐沢の堰堤に降りて、人目を忍んで(人目はほとんどないけれどね(笑))
沢水でサッパリと顔や身体も拭ける。
これは最高!やみつきになる。


♪今日のラッキーについて
 私は「賀来家のファミリー登山」というH.Pの隠れファン。
時々、ご家族で丹沢にもいらっしゃっているので、お会いできたらいいなぁと思っていた。
私たちが一軒屋避難小屋で休んでいると、大きな荷物の男性が到着。
「どちらから、いらっしゃったんですか?」との問いに「千葉からです」のお答え。
思わず、ピピ!と閃いて、「賀来さんですか!?」。

 おー!まさか、まさか、本当にお会いできるなんて思ってもいなかったので、
嬉しくて失礼も省みず記念撮影までお願いし、しばし歓談。
10時半なのに朝食抜きだったとは…賀来さんの記録を拝見し、ビックリ!・・・反省。
「先客の二人連れのご婦人」という表現に、賀来さんのお人柄が感じられる気がした。
今度は奥様ともお会いしたいな。


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